ラナイ島の宿泊施設
ノーフォーク松の並木道の終点に建つフォーシーズンズ・リゾート・ラナイ ロッジ・アット・コエレ。高原特有のひんやりとした風が吹く
ラナイ島のホテルは、全部で3軒。1軒は、1923年にドール社が会社のゲストのためにクラブハウスとして建てたという
ホテル・ラナイ(2005年改装・全11室)。そして、ラグジュアリー・ホテルチェーンのフォーシーズンズが2軒あります。
フォーシーズンズ・リゾート・ラナイ・アット・マネレ・ベイ
島の中央部、標高480メートルの高原に佇む
フォーシーズンズ・リゾート・ラナイ ロッジ・アット・コエレは、暖炉が焚かれた山小屋風のロビー、美しく整備された庭園など重厚感漂う英国スタイルのリゾート。一方、フロポエビーチを見下ろす
フォーシーズンズ・リゾート・ラナイ・アット・マネレ・ベイは、ビーチリゾートらしい開放的な雰囲気。2つのホテルはシャトルバスで結ばれており、高原とビーチ両方のアクティビティを楽しむことができます。
ラナイ島でゴルフ
海越えコースもあるチャレンジ・アット・マネレ(画像協力:ハワイ州観光局)
ラナイ島のアクティビティといえば、ずばりゴルフ。2軒のフォーシーズンズには、ゴルフ雑誌等で数々の賞を受賞する風光明媚なコースが併設されています。
ジャック・ニクラウス設計の
チャレンジ・アット・マネレは、海沿い断崖にある難コース。ビル・ゲイツがスイートハート・ロック(見どころで紹介)が見える12番ショートで結婚式を行い、注目を集めました。そして、
エクスペリエンス・アット・コエレは、グレッグ・ノーマンとテッド・ロビンソン設計の森と池に囲まれた林間コース。この2つのコースに憧れてラナイ島を訪れるゴルファーも多く、ホノルル(飛行機利用)やマウイ島(フェリー利用)から日帰りゴルフツアーも行われているんです。
ラナイ島の見どころ
静寂に包まれた神々の庭園。日の出、日没時には赤みを帯びて、さらに神秘的な雰囲気に(画像協力:ハワイ州観光局)
小さな島なので、レンタカーがあれば1日でおもな見どころを回ることができるラナイ島。観光のハイライトは、ラナイシティから車で北西へ約50分。未舗装の道を経て到着する
神々の庭園です。赤褐色の高台に大きな石がいくつも転がる奇妙な風景は、地質学的にも説明ができないそう。その先、島の北西に広がる白砂の
ポリフアビーチ(
前ページトップ画像)は、アオウミガメが訪れる静かな海岸です。
シップレックビーチから見える難破船(画像協力:ハワイ州観光局)
ラナイシティから車で約15分の北東部には、約13キロメートルに渡る白砂のビーチ、
シプレックビーチが。shipwreck=難破船の意味の通り、海岸沖合は座礁が多い難所で、現在も難破船が残されたままに。また、ラナイ島には古代ハワイの岩石彫刻、ペトログリフが多く残されており、なかでもラハイナ・ハレ山へ向かう途中にあるルアヒワの石文字は、鮮明で規模が大きいことで知られています。
全米No1.ビーチに輝いたフロポエ・ビーチパーク(画像協力:ハワイ州観光局)
ラナイシティから車で30分ほど南下すると、マネレ・ベイ・ホテルが建つ島随一のビーチ、
フロポエ・ビーチパークへ。イルカが現れるビーチとして知られるほか、巨岩
スイートハート・ロックがあるのもこちら。大切な妻が人目につかないよう巨岩の洞窟に住まわせていましたが、男が留守中に波にさらわれてしまい、その悲しみから男も海に身を投げたという伝説が残っています。