残念ながらつわりを治す方法はありませんが、つらいつわりを和らげる対処法はいくつかあるので試してみてください
つわりの対処法! つらい・気持ち悪い症状を和らげる10のコツ
- 気分が悪くなったらすぐに休みましょう
- おなかがすく(胃が空になる)前にこまめに食べるようにしましょう。胃が空になると、胃酸がでてきて、むかつきを感じやすくなります。また食事の間隔があくと、血糖値が下がって、吐き気を催します
- たんぱく質と複合炭水化物(主食といわれる、米、うどんその他麺類、パン、マフィン、パスタ、クラッカー)をできるだけとりましょう。どちらもつわりの予防になるといわれています
- つわりのことを朝の病気(morning sickness)と呼ぶのは、朝に胃が空っぽになっていて、むかつきが増悪することが多いからです。夜寝る前に軽食をとり、朝も起き上がる前に、ベッドのなかで複合炭水化物を摂るようにしましょう
- 見かけやにおい、味などで吐き気を催すものは避けましょう。つわりの期間は、栄養のバランスより、食べられるときに、食べられるものを、食べられるだけ食べるのが原則です
- 水分をできるだけ多く補給するように心がけましょう。この時期は、炭酸水でも口に入れられるものでOKです。水分が気持ち悪くなる人は果実、生野菜など水分が豊富なものを食べるようにしましょう。飲み物を食べ物を一緒にとると負担がかかるときは、食間に水分をとるようにしましょう
- 吐いた後は、必ず歯を磨くか、口をゆすぐようにしましょう。歯磨き粉を気持ち悪くならないものにかえましょう。歯ブラシが口にあたると気持ち悪くなる場合は、小さな歯ブラシで磨くか、マウスウォッシュで口をゆすぐだけにしておきましょう。口の中がすっきりすると、吐き気がおさまってきます
- つらさを、パートナーや周囲に理解してもらい、家事などの仕事を協力してもらいましょう
- ブラジャーなど体を締めつけるものをやめましょう
- 外出したり趣味に没頭したりして、気持ちを他に向けてみましょう
つわりによる吐き気を和らげる薬を先生に処方してもらうことも
それで、軽快するわけではありませんが、ビタミンB6(商品名:ピドキサール)、プリンペラン錠、漢方の小半夏加茯苓湯などは、吐き気を和らげることもあります。この時期に、漢方は飲みにくいかもしれませんが、希望があれば、先生に相談してみましょう。つわりは赤ちゃんがおなかの中で元気に育っている証拠です。程度によっては、妊娠悪阻といって、点滴による治療も必要となりますが、この時期特有の症状です。なんとか乗り越えていってほしいです。
【関連記事】