フランス/フランスの通貨・物価・予算・両替

フランスの宿泊費

アパートの一室を借りる民宿から超高級な5つ星ホテルまで、フランスの宿泊施設はバラエティーに富んでいます。内容もさながら、場所も値段に関わってきます。予算を組む上で、フランスの宿泊費がどのくらいなのかを把握しておきましょう。

野口 裕子

執筆者:野口 裕子

フランスガイド

高い? 安い? フランスの宿泊費

フランスのホテルの値段はピンからキリまで © Paris Tourist Office - Photographe : Amelie Dupont

フランスのホテルの値段はピンからキリまで © Paris Tourist Office - Photographe : Amelie Dupont

場所、時期、そして各ホテルにより価格体系は違ってきますが、フランス観光協会が定めた星の数に対する大体の価格帯は以下の通りです。なお、星のカテゴリー定義はこちら>>>フランス観光開発機構オフィシャルサイト
  • 一つ星:30~100ユーロ
  • ニつ星:50~200ユーロ
  • 三つ星:80~300ユーロ
  • 四つ星:100~600ユーロ(スイート500~4000ユーロ)
  • 五つ星:500~1000ユーロ(スイート1000~15000ユーロ)
ちなみにフランスのホテルの価格表示は一部屋の値段となり、一人当たりの値段は人数から割り出します。例えばツイン1泊150ユーロの表示ならば、一人当たり1泊75ユーロということ。

時期に関しては、オンシーズン(4~9月)、クリスマス(12月中旬から月末)、パリコレ(3月上旬と10月上旬)の期間は値段を高く設定しているホテルもあり、特にクリスマスとパリコレ時期は通常より早めの予約(半年以上前)が必要です。

宿泊費のフランス国内差は?

世界中から観光客が集まるパリは、ホテルも物価もフランスで一番高い

世界中から観光客が集まるパリは、ホテルも物価もフランスで一番高い

フランスのホテルの宿泊費は、地方により違います。世界中から観光客のみならずビジネスマンも多く集まる首都パリは、自然と宿泊費も国内では最も高くなります。地方によっては、倍ほどの差になることもあります。更に同じパリ市内でも、中心部(凱旋門からマレ地区にかけてのエリア)に近いほど値段が高くなる傾向。そういった意味では、東京と同じ感覚と考えて下さい。

その次は、セレブが一年を通して集まる人気のリゾート地、コートダジュール地方。特にニース、カンヌ、モナコなどはパリに負けず劣らず宿泊料の高い都市として挙げられます。その次には、フランスの新幹線TGVが通っている各地方の主要観光都市、つまりリヨン、ストラスブール、ニース、ボルドー、アヴィニョンなどが比較的宿泊料の高い地方都市となります。

上記以外の地方都市や町、さらに村となると、宿泊料はぐんと低くなります。しかしその中でも、在来線が通るようなところは、バスもしくは車でないとアクセスできないようなところよりも当然高くなります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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