ウィークエンドパスで温泉三昧の週末旅行!
JR東日本の「ウィークエンドパス」は関東から南東北のJR東日本線と一部私鉄が、週末の2日間乗り放題になる切符です。このきっぷを上手に使った、温泉三昧旅のプランを紹介します。乗り放題ですから、極力遠くに行きたいと思うのが人情。温泉好きであれば、フリー区間北端に近い鳴子温泉郷を中心に考えたいもの。乗り降り自由なので、周辺の温泉にも立ち寄れます。幸い、鳴子温泉郷の湯めぐりチケット(回数券)は、陸羽東線の山形側にある最上温泉郷と共通なので、そこまで行こうと考えました。
もう一つの考慮点は、電車旅のメリットを最大限に生かすこと。それには高速道路が渋滞している朝晩に指定席を取って、楽に行って帰ってくることだと私は思います。旅先での時間を捻出する為に、行きは早起きして出発したとしても、日曜の帰りが遅くなって翌週の仕事に差し支えては困ります。渋滞の中を帰ってくるマイカー旅行と比較して、電車の旅はこんなにも楽なのかと実感する、そうした余裕のある旅が、電車旅には相応しいと思うのです。
それでは早速出かけましょう!
旅程
■1日目東京駅7:04発→(東北新幹線(※))→古川駅9:16着、9:23発→(陸羽東線)→赤倉温泉駅10:28着
・湯守の宿 三之亟入浴で日帰り入浴
赤倉温泉駅13:38発→(陸羽東線)→鳴子温泉駅13:57着
・鳴子温泉駅の足湯、無料休憩所「好日館」
・日帰り入浴やスイーツめぐり
・鳴子温泉ホテル 宿泊
■2日目
・共同浴場滝の湯で入浴
鳴子温泉駅10:08発→(陸羽東線)→中山平温泉駅10:15着
・鳴子温泉の自然を見物
・琢秀(正しくは、王ヘンに秀)の「うなぎ湯」で日帰り入浴
中山平温泉駅13:51発→(陸羽東線)→鳴子温泉駅13:57着(乗り継ぎ)
鳴子温泉駅14:03発→(陸羽東線)→鳴子御殿湯駅14:06着
・高友旅館で日帰り入浴
鳴子御殿湯駅15:40発→(陸羽東線)→古川駅16:27着、17:06発→(東北新幹線(※))→東京駅19:24着
旅レポート1日目:最上温泉郷赤倉温泉の名湯
岩盤そのままの湯船から源泉が噴出する三之亟の大浴場
赤倉温泉には天然岩風呂が自慢の宿が数軒ありますが、三之亟はその代表格。湯船に地層のような模様が付いており、圧倒的な風格です。温泉は自然に湧いているので、雪解けの季節などは大湯量で熱い場合もありますが、それでこそ天然温泉と実感できるのです。
■湯守の宿 三之亟
住所:山形県最上郡最上町大字富沢884
TEL:0233-45-2301
料金:日帰り入浴500円(10:00~16:00)、湯めぐりチケットは2枚
早めにチェックインしてお宿を満喫! 鳴子ホテル
美しい客室が嬉しい鳴子ホテル
土曜日の朝、あまり早起きせずに、東京をゆっくりと出発すれば、もうチェックイン可能な時間。しかし、早起きして出発したなら、チェックインまで時間の余裕があります。鳴子温泉駅には座って休めるスペースがありますし、足湯も併設されているので、無料でのんびり過ごす事も出来ます。駅から近い、無料の休憩スペース「好日館」もおすすめです。
行動的な方には温泉めぐりやスイーツめぐりがおすすめ。温泉では、来年の4月に日帰り入浴を止めてしまう、ゆさや旅館(14時からの一時間限定で500円、湯めぐりチケットは2枚)が、すべすべの湯で素晴らしいのです。他には駅から少し遠いのですが、ホテル亀屋(12:30~15:00、600円、湯めぐりチケットは3枚)は、温泉好きがアブラ臭と呼ぶ湯の香りが素晴らしい名湯です。スイーツは、カーベホリエ(宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷63-1、TEL:0229-83-2889)の「木の実チーズケーキ」と、玉子屋本店(宮城県大崎市鳴子温泉字湯元102-1、TEL:0229-83-3021)の「わらび餅」がおすすめ。ただし、スイーツは食べ過ぎると、宿の夕食が食べられませんので、ほどほどにしましょう。
ボリューム満点! 鳴子ホテルの夕食
鳴子ホテルの温泉は自家源泉。湯の色が緑透明から乳白色まで変化する不思議な硫黄泉。温泉好きも納得の名湯なのです。
■鳴子ホテル
住所:宮城県大崎市鳴子温泉字湯元36
TEL:0229-83-2001
料金:1泊2食付き1万3125円(休前日、2名1室の時の1人料金)~
日帰り入浴1000円(11:00~14:00)、湯めぐりチケットは4枚
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