東京スカイツリーの高さ 既に400mを突破
2012年の開業に向けて、着々と工事が進む『東京スカイツリー』。工事中の現在でも東京の新名所にもなっているように、開業後は更に注目度は増すでしょう。東京タワーが見える見えないが、住戸の価格にも影響するように、『東京スカイツリー』が見えるかどうかは、将来的に恐らく流通価格にも一定の影響を及ぼすでしょう。
『東京スカイツリー』の高さは、634m。東京タワー(333m)の2倍近くなりますので、見える範囲は、東京タワー以上に広範囲になりそうです。
富士山のビュースポットは、かなり広範囲
日本一高いものといえば、富士山。そこからの富士山の景色にちなんだ坂や丘を指す『富士見坂』『富士見台』といった富士のつく地名は、首都圏だけでもかなりの数に登ります。国土交通省関東地方整備局では、関東の富士見百景として、128景を選定していますが、その中には「茅ヶ崎海岸」や「逗子海岸」などの比較的近いエリアから、「文京シビックセンター」などの都心部の高層建築物や、「筑波山」や「房総半島」なども入っています。
ここまで、広範囲になると富士山が見えることは、プラスの要因であるものの、希少性という点では薄れます。 ただし、逗子海岸のように富士山の眺望が限られたエリアにおいて、景色が得られるスポットは希少性があるといえるでしょう。
では、『東京スカイツリー』では、どうでしょうか?。まず、634mという高さからして、近景では部屋から建物が入りきらないかも知れません。
方位的に、ベストなロケーションは、近景なら曳舟駅界隈や浅草駅周辺部の東向き、遠景なら南千住界隈でしょうか。バルコニー方向が抜けていれば、スカイツリーのシルエットを日々眺められそうです。
こうした、景色の価値を考えてスカイツリーより南側ゾーンのエリアであえて、北向きのランドスケープにするマンションもあるようです。
高層だけあって、北区や足立区といった距離的に離れたエリアでも、着工中の『東京スカイツリー』が見えます。注意して見てみると、「スカイツリーが家から見えた」ってこともあるかも知れません。工事の進捗状況をバルコニーから楽しみにしている人は、実際はかなりの数いるのではないでしょうか。