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「サンモトヤマ」と「フィン・ユール展」後編(3ページ目)

【石川尚のWAKUWAKUプレス・レポート】#54 北欧の建築家・家具デザナー:フィン・ユール。彼の生誕100年記念企画展『フィン・ユール邸建築プロジェクト/フィン・ユール展』があの伝説のブティク・サンモトヤマで開催。落着いた展示風景とフィン・ユールディテールを前・後編でご紹介します。  取材協力:株式会社サンモトヤマ

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド


フィン・ユールデザインの結晶 No,45

部屋の一番奥にある骨のような椅子?。

「これは、なんですか?」と社長にお聞きすると
『フィン・ユールと言えば、”No.45”と言われる代表的な椅子のバージンフレームです』

バージンフレームとは、一度もフレームにタッカー(生地や革を留める為の釘)を打っていないマッサラのフレームのことをいう。デンマーク製のとても貴重なフレームと聞きました。
バージンフレーム正面

二人掛けのNo.45バージンフレーム(正面)


バージンフレーム社長自ら動かして・・・・・

「後が美しいんですよ」と、社長自ら動かしていただいた。


バージンフレーム背面

二人掛けのNo.45バージンフレーム(背面)


フィン・ユールの代表的デザインの「No,45」。なるほど背面から見るとフレームから浮いている(遊離)かのように取付けられた独創的なシート構造は、カップボードやテーブル等にみられるフィン・ユールデザインの特徴をもっともよく表している。

とても美しいバックラインundefinedundefined●画像をクリックすると拡大します。

フレームから浮いているように取付けられたシート構造。そして、とても美しいバックライン 

●画像をクリックすると拡大します。

バージンフレームにもっと近づくいて見ると、遊離した部材の詳細がわかる。
ディテール

No.45  バージンフレームの背面上部のフレームとシートフレームのディテール


バージンフレーム椅子の隣にシートを張ったNo.45(一人掛け)があるので、比較してみる。
ディ

No.45 (仕上げされた)の背面上部のフレームとシートのディテール

シート生地が張られ、綺麗に仕上がったその部分は、とても上品で軽快。




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