ニューヨーク/ニューヨークの物価・予算・両替

ニューヨークの物価

円高とはいえ、世界水準でみたら物価が高いといわれるニューヨークに滞在するとなると、けっこうかかるのでは? 旅行の予算を組む前に、参考にしたい情報をお届けします。

小松 優美

執筆者:小松 優美

ニューヨークガイド

ニューヨークの物価は高いの? 安いの?

街中の至る所にいる屋台も場所によって値段が違うことも

街中の至る所にいる屋台も場所によって値段が違うことも

ニューヨークはアメリカの中でも特殊な街です。例えば、他の州における年収500万円の生活水準をニューヨーク市内で維持しようとしたら、1,230万円の収入が必要といわれ、他州と較べると平均して2~4倍のお金がかかるといわれているほど物価が高いんです。したがって、ニューヨーク旅行もさぞや高くつくのでは、と思いますよね? 

でも、移民の国アメリカだけあって、様々な生活水準の人々が暮らしているため、モノの値段はピンきり! とことんチープに抑えた経済的旅行も可能なんですよ。
さらに、アメリカならではの値段の安さというのも存在しています。例えば、ポテトチップスなどのジャンクフード、お菓子は驚くほどの大きさで日本の普通サイズの値段など。量を考慮すると、単価が非常に安いのがわかります。

逆に、日本と較べて高いと感じるのは、美術館の利用料でしょう。メトロポリタン美術館は任意の金額でいいので気が楽ですが、MoMAは20ドル、ホイットニー美術館は18ドルなど、私設ミュージアムはなかなかのお値段。世界に誇る充実のコレクションなので、美術好きの人は納得の値段ですが、そうでない人には厳しいと感じる人もいるかもしれません。その場合は、各美術館が設けているフリーアドミッションタイム(木曜や金曜などの17時以降)を利用してお得に回ってみて。

旅にはいくら持っていく?

女性ならここも予算にいれておくべき? ティファニー本店

女性ならここも予算にいれておくべき? ティファニー本店

観光も一通りして、いいレストランに行って、となると1日200ドルなんてあっという間です。ハイ&ロウ両方のレストランを組み合わせて過ごすとすれば、1日平均150ドルぐらいが必要になるでしょう。知らず知らずのうちに、出費が増えているのが旅の怖ろしさですよね。まして、ニューヨークは物欲も刺激するので、ショッピングにもお金が飛んでいきます。「超」エコノミーな旅行スタイルなら1日50ドル以内に抑えるのも可能ですが、せっかくならお金を出して日本にはない非日常を味わってみるのも一興です。

5泊7日の旅でなら、まずは5万円分ほどを日本出発時に両替を。現金は、ホテルのサービス係へのチップや小さな買い物のときに必要になりますが、レストランやショップ、スーパーほとんどのところでクレジットカードが使えるので、他はカードで対応すれば楽々です。逆に、トラベラーズチェックの取り扱いに関してはあまり普及しておらず、いざというときに使えないのも不安なのでおススメしません。なお、海外引き出し可能なキャッシュカードを持っていれば、街中にあるATMで日本の口座から現金を引き出すことができて便利です(手数料は1ドルから2ドル前後)。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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