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男が学ぶ妊娠 「安定期」って、なに?(2ページ目)

妊婦ライフも中期に差し掛かると「安定期」と呼ばれる期間に入りますが、この時期にできることや注意することって、どんなことでしょうか……?男が学ぶ妊娠、今回は「安定期」についてです。

執筆者:遠藤 雅大

男が学ぶ妊娠 「安定期」って、なに?!

安定期
一般的には胎盤が完成する妊娠5ヶ月(16週)以降を「安定期」といいます。
約10ヶ月の妊娠期間中には「安定期」とよばれる時期があり、一般的には妊娠5ヶ月目から7ヶ月くらいの間をいいます。
ママのおなかの中には赤ちゃんが成長するために必要な「胎盤(たいばん)」という臓器があり、これが完成するのが15週目くらい。この時期に入ると流産の確率は減少し、つわりも徐々に楽になっていくことから、散歩やマタニティヨガ、マタニティビクスなど軽い運動を勧められることも多くなります。
なぜ運動を勧められるかというと、単に運動不足の解消を目的とするだけではなく、運動をすることによって関節を広げやすくしたり血液の循環を良くしたり、呼吸法を身に着けるという意味もあります。安産のための準備をするということでもありますから、夫婦でウォーキングをしたりするのもいいですよね。

また、医師から「安静に」という指示がなければ気分転換に旅行やショッピングに出かけたりするのもこの時期がおすすめ。とくに産後は日用品の買出しですら自由にできないこともありますから、今のうちに必要なものをリストアップして出産に備えておきましょう。

安定期だからといって油断は禁物です

一般的に安定期といわれる妊娠5ヶ月から7ヶ月ですが、おなかの中の赤ちゃんはこれからますます成長を続けます。
つわりが楽になるので食欲が旺盛になり体重管理が難しい時期でもありますが、赤ちゃんの成長とともに子宮が大きくなるので内臓や胃が上に押し上げられ、胃もたれを感じたり一度にたくさん食べられなくなることも。また、胎動(おなかの中の赤ちゃんが動くこと)を感じるようになるものこの頃ですし、乳腺が発達してママのおっぱいや乳首も大きくなっていきます。おなかも大きくなってきますから軽い運動でも息切れをしたり、重くなった体重を支える足のむくみや腰痛なども多くなります。

このように、出産に向けて赤ちゃんもママの体も大きな変化があるときですから、安定期といっても油断は禁物。疲れたらすぐに休んだり、体を冷やさない、少しでも気になることがあればかかりつけの医師に相談するなど妊婦ライフの基本から脱線することがないよう、夫としても注意しましょう。



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