小さなお子さんにもできるお掃除やお片づけをご提案いたします
今回、お掃除のプロ「フラオグルッペ」の尾崎美樹さんに
お掃除のコツやポイントをうかがいました
尾崎美樹さん
「フラオグルッペ(株)」常務取締役
「LEE」「おともだち」など多数の雑誌やNHK教育テレビ「まる得マガジン」の他、各地の講演会などで活躍中。
お掃除のテクニックを楽しく紹介されている、中学2年生の男の子のお母さまです。
*12月22日月曜日、朝8:30からの「はなまるマーケット」にも出演されます。
忙しいお母さんのために、ちょっとした時間と簡単な道具でできる楽しいワザをたくさん教えてくださいます。
★ 子どもとお掃除を楽しむときのポイントを教えてください。
● 年齢に応じて、できそうなことを
例えば、お姉ちゃんは妹よりたくさん、あるいはちょっとだけ高度な内容にすると、お姉ちゃんは、俄然張り切ります。
● 短時間でできる内容にする
達成感が大切ですから、あっという間にできる内容にしましょう。例えば、窓ガラスの下半分だけとかですね。
● 失敗しても、叱らない
子どもは大人のように上手にできないのは当然のことですから、ぐしゃぐしゃやびしょにしょになっても、おこらない。おこらない。上手にできなくてもお母さんがひとりで全部やるより、ずっといいのです。「ありがとう。」の気持ちも湧いてきます。
● 「教える」というより「一緒にやってみよう」という感覚で
実はお母さんもお掃除は苦手なのです。親子で一緒に「へー、こんなにきれいになるんだね。」と言いながら、楽しみましょう。
● できた後には、必ず、「わぁ、きれい!」と、少しおおげさに、ほめる
ほめられると、脳からやる気を出すホルモンが分泌され、次も頑張ろうと、さらに努力しますからね。
★ 子どもがお掃除やお片づけを身に付けるために、親はどうすればいいのでしょうか。
● ひとつの内容にしぼって、それが身につくまで、継続して取り組む
例えば、トイレのスリッパの場合、「トイレのスリッパはそろえましょう。」と、一週間言い続け、他のことはあまり色々と言わないようにするのがいいでしょう。
一度に、いくつかのことをしつけようと思って、アレコレ言ってしまうと、かえって、何も身につかないことになります。
● 具体的にわかりやすく
おもちゃを片付ける時なども、「お人形の顔はみんなこっちを向くように並べようね。」と、具体的にわかりやすく、言ってください。ただ単に「片付けなさい。」では、何をどうしていいのかわからないのです。
次のページでは、子どもに出来る簡単なお掃除方法をご紹介しています。