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口呼吸には危険がいっぱい!

鼻で呼吸していると思っていても、無意識のうちに口呼吸をしてしている人がかなり多く、その口呼吸が、さまざまな病気の原因となっているというのです。鼻呼吸への矯正方法もご紹介します。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

皆さんは、鼻呼吸ですか?口呼吸ですか?

ほとんどの人が、「私は鼻で呼吸している」と思っているのではないでしょうか。

ところが、無意識のうちに口呼吸をしてしているという人がかなり多く、日本人の半数以上が口呼吸をし、小学生以下に至っては、8割が口呼吸をしている状況だということです。

そして、その口呼吸が、さまざまな病気の原因となっている可能性があることを元東京大学医学部口腔外科講師の西原克成先生が指摘し、注目を集めています。

■口呼吸チェック
■鼻呼吸と口呼吸の違い
■口呼吸を続けていると、どうなるのでしょうか 
■なぜ、日本人に口呼吸の人が多いのでしょうか 
■鼻呼吸への矯正方法

医学博士 西原克成先生プロフィール


西原研究所 所長 
日本免疫治療研究会会長

1940年神奈川県生まれ。東京医科歯科大学卒業。東京大学大学院医学系博士課程終了。生命進化の法則を実験して検証するとともに、その成果を臨床応用し、免疫病治療に大きな効果をあげ、人工骨髄の開発でも世界的に有名。

数々のTV番組に出演され、「口呼吸の危険性」を提唱し、「鼻呼吸への矯正」を奨励。『アレルギー体質は口呼吸が原因だった』(青春出版)『西原博士のかしこい赤ちゃんの育て方』(アート医研)など数々の著書があります。


それでは、ここで、西原先生による、鼻呼吸ができているかどうかのチェック方法をご紹介します。
 

口呼吸チェック

イラスト : Kaname
  1. 無意識のうちに口が半開きになる
  2. 唇がカサカサに乾燥している
  3. 朝起きた時に、のどがヒリヒリ痛む
  4. 鼻の穴を意識して動かすことができない
  5. 唇を閉ざすと、あごのとがったところに“梅干”ができる
  6. 鏡を見ると、口が「へ」の字だ
  7. クチャクチャと音を立てて食べる
  8. いびきをかく
  9. 唇の厚さが上下で著しく差がある
  10. 受け口である
  11. 歯並びが悪い、または前歯が出ている
  12. 片方の歯で噛むくせがある

以上の項目の中で、一つでもあてはまるものがあると、要注意ということです。みなさんは、いかがでしたか?
 

>> 次のページでは、「鼻呼吸と口呼吸の違い」をご紹介します

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