シュタイナー学校
■エポック授業朝の最初の2時間くらいを使って、エポックの時間帯に数週間続けて同じ科目を学ぶ。
たとえば、国語を4週間やっている間は、算数は全くやらず、国語のエポックが終わったら、次は算数を4週間やり、その間国語はやらない。
4週間続けて毎日算数、または国語をやり続けるということに意味があり、そして、数週間休むということにも意味がある。
■担任持ち上がり制
シュタイナー学校では、1年生から8年生まで、クラス替えもなく、同じ担任が受け持つ。
■クレヨンを使う
鉛筆ではなくクレヨンを使う。鉛筆の線よりクレヨンの線のほうが太さも色もいろいろあり、生命感を持っている。
■テストがない
シュタイナー学校には、「テスト」というものはない。点数をつけるということがない。
■フォルメン
フォルメンは子どもの集中力が高まる |
子ども達がだらけてきたな、とか、疲れてるな、とか感じたときに、フォルメンをやる。それによって、子ども達の神経を集中させたり、疲れている神経をときほぐしたりする。
たとえば、先生が黒板に渦巻きを書くと、それを子ども達はまねしてノートに書く。
外側から内側へ向かって渦巻きを書くときは、神経が集中し、次に、内側から外側へ向かって渦巻きを書くと、集中していた神経が解放されていく。このフォルメンをやっているときはとても静かで、集中力は高まる。
■オイリュトミー
オイリュトミーは体を使って色々なことを表現すること。
私たちが立つ時、体の垂直線が足のつま先で終わると思わずに、地球の中心までも一本の線が走るかのように、頭も、地球の中心から伸びてきた線が私の体の中をまっすぐ通って、天までつながっていると意識する。
また、例えば、みんなで円を作ってみると、知らず知らずのうちに、きれいな円になるように、自分がどこに立てばきれいな円になるか、自然に修正し、協調性と責任感が育っていく。
【参考文献】
シュタイナー教育を考える 朝日文庫 子安美知子著
七歳までは夢の中 学陽書房 松井るり子著
我が家のシュタイナー教育 共同通信社 広瀬牧子著
7歳までのシュタイナー教育 学陽書房 加納美智子著
家庭でできるシュタイナーの幼児教育 ほんの木