神戸親和女子大学学長
山根 耕平氏
先日、神戸親和女子大学三宮サテライトキャンパス(ミント神戸)において、「国際幼児教育フォーラム」が開かれ、幼稚園、保育園の先生方や教育委員会の方、幼児教育を学ぶ学生が多数集まり、活発な意見交換がなされました。

B.スポディック氏(イリノイ大学名誉教授)による「子どもの遊びと発達」の講演に引き続き、アジアの子育て事情のシンポジウムが開かれ、中国の黄辛隠 氏(蘇州大学教授)、韓国のM.ムン 氏(韓国・韓国保育教育研究所Trend Analysis部門部長)、神戸親和女子大学准教授の中橋美穂氏によって、各国の子育て事情が紹介されました。

ここで、大変興味深い、中国、韓国の子育て事情について、2回に分けてご紹介したいと思います。

一人っ子政策における中国幼児教育
<黄辛隠 氏(蘇州大学教授)>

中国では皆さんご存知のように、一人っ子政策がとられています。ほとんどの家庭で一人っ子であるという現実を背景に、一人っ子の特徴を捉え、それに即した幼児教育対策が行われています。中国蘇州の新洲幼児園(中国では、幼稚園ではなく幼児園といいます)を例に挙げて、ご説明されました。

一人っ子の特徴

一般的に、一人っ子は、模倣力や好奇心が強く、優良な知力素質を持つと言われています。また、大人になってからの一人っ子は、敏捷で、独立心が強く、自信を強く持ち、学習能力と理解能力に恵まれていると言われています。

一人っ子は、向上心に満ち、競争意識に強く、率直で誠意がある反面、感謝の意識や責任感がなく、現実的でない、冷たい、自己中心的などの問題も抱えています。

幼児教育対策

<幼児園教育>:早期の幼児園教育は幼児の人格や学習能力の養成などに重要な役割を果たしています。

<家庭教育>:思いやりや責任意識の育成が最も重要だと考えられます。科学的、有効的な教育手段を活用すべきだと考えられています。

>>次は、新洲幼児園の教育特色です。>>