早期教育・幼児教育/早期教育・幼児教育関連情報

脳にも影響を与える歯を大切に(3ページ目)

歯と脳には密接な関係があり、噛み合わせるたびに脳に刺激が伝えられているといいます。そこで、歯を大切に守るため、虫歯予防デーに先駆けて歯について詳しく勉強しましょう。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

親がする仕上げ磨き


Q6.仕上げ磨きのアドバイスをお願いします。

嫌がっているときに、押さえつけて磨くのはよくありません。歯を磨くのが無理な場合は、歯を見るだけでもかまわないので、毎日、あきらめないで習慣づけることが大切です。

奥歯を磨く時は歯ブラシを持っていない方の手の人差し指を口の中にいれ口を広げ、前歯を磨く時は人差し指で唇を押し上げると磨きやすいです。


Q7.歯が何本生えてきたら、歯磨きが必要になりますか?

1本でも生えてきたら歯磨きを始めましょう。初めのうちは、嫌がらない程度でかまわないでしょう。乳児用歯ブラシを使って、隅々まで磨くこと、歯が隣の歯と接するようになれば、フロスも使ったほうが良いでしょう。

フロスとは歯と歯の間を掃除するデンタルフロス、糸ようじのことです。歯間にゆっくりとフロスを通し、歯茎を傷つけないように、気をつけて下さい。親がまず自分の歯をフロスする習慣を身に付け、こつをつかむと、子どものフロスも簡単にできるでしょう。


Q8.仕上げ磨きをするのは何歳ごろまで必要ですか?

一般的に幼稚園児の間までという方が多いかと思いますが、理想としては、小学校中学年ぐらいまで必要です。というのも、永久歯に生え変わる時期なので、歯が柔らかいことや歯の高さも並び方も不ぞろいで磨きにくく、虫歯になりやすいという理由からです。

幼稚園時代のようにひざに寝かしてではなく、座った状態でチェックし、磨けていない箇所があれば磨き直しをします。毎日でなくても、3,4日に一度でかまいません。そして、高学年になるまでには自分で磨ける技術を身につけて欲しいと思います。


Q9.きちんと磨けているかどうか確かめる方法はありますか?

歯の汚れである歯垢を完全に落とすことがむし歯予防につながりますが、歯垢は白い汚れですので歯の色と区別がつきにくく見落としがちです。そこで歯垢を赤く染め、歯の色と区別がつきやすくする方法が染め出しです。

染め出しには液状とジェル、錠剤などがあります。赤い色は食紅と同じ成分ですので飲み込んでも体に害はなく、手軽にご家庭で行えます。
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