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シリーズ=先生訪問!=vol.3 子どもの絵への過干渉は最大の敵(2ページ目)

冬休みに入り、お子さんたちは家で遊ぶ機会が多くなります。そこで、今回、造形・絵画指導をされている内本先生に子どものお絵描きに関するアドバイスをうかがいました。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

『子どもの絵への過干渉は最大の敵』
無関心になるのではなく、干渉をしないこと


ガイド
「では、次に、子どものお絵かきに関して、お母さま方にアドバイスをいただけますか。」


内本先生
「一番大切なことは、ご家庭でいつでもすぐに絵を描ける状況にしてしておくことじゃないでしょうか。そして、家で描く時は課題もなく自由に描けるので、母親はあまり子どもの絵に対してことばで評価をしない方がよい気がします。」

ガイド
「なぜ、子どもの絵を母親がことばで評価しない方がいいのでしょうか。評価というのは、ほめることも含めてのお話でしょうか。」


内本先生
「一言で説明するのは難しいことですが、強いて言うなら、的外れなほめことばは、むしろ子どもにとってマイナス要因になるということでしょうか。絵に限らず、何事においてもそうなのですが、特に絵に関しては、過干渉は最大の敵だと言えるでしょう。子どもの領域の中に入りすぎると、子どもは成長し辛くなります。

ことばで評価するのではなく、さりげなく飾ってあげてください。絵を飾って大切にすることに勝るほめことばはないでしょう。

(マグネットで冷蔵庫に飾った絵)

たとえば、額に入れて飾るとか、額に入れないまでも、色画用紙を台紙にして絵を飾ったり、また、そのまま、ただ冷蔵庫などにマグネットで貼り付けるだけでもいいのです。

そうすることによって自分の表現が認められているんだということをことばで言われるより深く感じることが出来ると思います。無関心になるのではなく、干渉をしないということです。

干渉をしないというのは、評価だけに限らず、こまごましたことも言わないことです。

子どもが頭足人(頭に直接手や足がついた人物)の絵を描いています。
そんな場合は・・・
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