ナポリの治安は?

青い地中海、ヴェスビオ火山、サンタ・ルチア…風光明媚なナポリ

青い地中海、ヴェスビオ火山、サンタ・ルチア……風光明媚なナポリ

南イタリアの代表的な街ナポリ。ピッツァ・ナポレターナの本場であり、「ナポリを見て死ね」とまで言われる美しい景観を持つ魅力的な街のひとつではありますが、治安の悪さもそこそこ有名!?  しかし、実際のところはどうでしょうか。ここでは、ナポリの治安をご紹介します。

ナポリの印象

個性的で魅力的なナポリの街。一度は歩いてみたいけど?

個性的で魅力的なナポリの街。一度は歩いてみたいけど?

ナポリは、地中海色の強い南イタリアの代表的な都市。ローマやミラノ、フィレンツェなどちょっぴりお洒落な感じがする街の印象とは、少々趣が異なります。人々の雰囲気も、黒い髪、黒い目、濃い顔でインパクトのある雰囲気。

街も旧市街は雑多な印象で、石造りの清楚なヨーロッパの街を思い浮かべていると少々イメージが違うかもしれません。

さて、車のクラクションが鳴り響く、雑多なカオス・ナポリ。ここではどんな危険があるのでしょうか。悪名の高いナポリと言えども、やはりイタリアの都市。他の街同様に、凶悪な生命にかかわるような危険よりも、スリ・置き引き系の軽犯罪が最も多い印象です。

ナポリと言えば「スクーターのひったくり」

ナポリの素顔を垣間見るスパッカナポリ。路地歩きは面白いけど要注意!

ナポリの素顔を垣間見るスパッカナポリ。路地歩きは面白いけど要注意!

ナポリで定番の軽犯罪とも言えるスクーターのひったくり。スクーターのひったくりとは、二人乗りのバイクが後ろから近づき、サッとカバンをひったくり逃走する行為です。

特に細い路地が続く旧市街のスパッカナポリは、観光客も多いため、このスクーターのひったくりが多発します。ノーヘル&猛スピード&二人乗り(以上)と相場は決まっていますが、慣れない(慣れることもあまりないですが)と驚いて、アタフタしている間にひったくられてしまいます。

バイクの音が聞こえてきたら壁際に寄る、カバンを肩は腕にかけず抱えるなど、ひょいっとひったくられないように持ち変えましょう。

そしてもし、ひったくられそうになったら、バイクを蹴り倒す。もしくは、諦めるのが無難……。引っ張り合いになり、そのままバイクで引き倒され後頭部を打ち、救急病院に運ばれた……などと言うニュースもありますので、ご注意下さい。何しろ、ナポリの路地ではカバンを持って歩かない、盗られてもあきらめがつく程度の荷物にしておくのが一番です。

ナポリ旅行の防犯対策

伝統的なスクーターのひったくりの他、「騙すより騙される方が悪い」といった考え方を持っている人も多く、ちょっとしたスリや置き引きが、他の都市よりは多く見られます。 イタリア旅行の防犯対策をベースに、ナポリの街歩きでは、防犯意識をさらに強化することをお勧めします。

ナポリ旅行の具体的な防犯対策

1.絶対に暗くなってから、荷物を持ってウロウロしない。乗り継ぎ便の関係で、ナポリ空港や駅に夜到着することもよくあります。「わずかな距離だから……」とスーツケースを持って徒歩移動はしない方が無難です。石畳で歩きづらい上、自由が効かない格好で歩くのは「ひったくって下さい」とサインを出しているようなものです。

2. 路地を歩く際にガイドブックや地図を見ながら歩かない。注意のそれている瞬間をプロのひったくり・スリは見ています。調べるときは壁際による、出かける前に確認しておくようにしましょう。

3. 観光客は元より、イタリア人でも足を踏み入れないエリアがあります。スペイン地区やモンテ・サント地区、ガリバルディ駅裏、サニタ地区など……旧市街の路地はミステリアス過ぎます。旧市街地区では、スパッカナポリが観光地化されてはいますが、それ以外はできれば避けた方が無難です。

いずれにしても、明るい時間帯でも人気のない路地に入り込まないのは鉄則です。

4. 現金・カード・貴重品をまとめてもたない。一つにまとめておくと、盗まれたときの被害損額がイタイ。リカバリーする元気もなくなります。首から下げたり、洋服の下に隠したり……いちいち面倒だから、とりあえずカバンに入れておいて後で……なんて油断があるときばかりをスリは狙ってきます。面倒くさがらずに小分けにしましょう。

ところで、随一の安全対策は……何も持ち歩かない。盗られるものがなければ、盗りようがありませんからむしろ安全です。街歩きの際は、カメラと小銭をポケットに入れて……。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。