受験は親子共闘
お子さんが勉強しているときの保護者の行動によって、子どもの学習意欲は変わってきます。学習時、保護者がテレビや雑誌などを見ていると子どもの不満は高まるでしょう。親も勉強している姿を子どもに見せることによって、子どもの学習意欲は高まってきます。教育は、ある意味で私的なサービス。しかし、一方で社会を担う子どもたちをどう育てるかという部分は保護者、学校、塾が共に考えていかなければならない側面を持っています。しつけや人間性を育てる部分は、保護者がしっかりと子どもたちを導いてあげてください。勉強は専門機関である塾や学校にまかせてもいいのです。
中学受験は「親と子の受験」とも言われるように、子どもだけでなく親の協力も要求されます。塾への送り迎えや、家庭での体調管理、学校情報の収集など親がすべきことはたくさんあります。かつて受験と言えば母親が熱心でしたが、最近では父親も参加する家庭が多くなっており、視野を広く持ち子どもたちの状態を分析したりモチベーションを維持したりする役割を担っています。
自分の判断だけで進む道を決められる年齢ではない子どもたちの中学受験。親としては目の前のテストに一喜一憂したり、合格することだけが目的となったりしないように、常に視線は子どもの将来においてください。
以下、灘中学に合格した保護者の方の経験談です。参考にしてみてください。
最難関中学合格の保護者が語る経験談
勉強するということは孤独な作業ですが、小学生の子どもなので、できるだけ親が関わることにしました。宿題の丸つけ、ノート作り、教材の整理、宿題中になるべく隣にいる、先に寝ない、などです。また、国語の知識分野を固めるために自作のノートを作りました。表面に問題を、裏面に答えを書き、親が詳しく説明できないものは子どもがいない間に調べて解説を赤字で書き加えておきました。この知識分野の自作ノートを学校から帰宅後15分ほどさせました。漢字・知識分野は基礎知識として定着するまで繰り返しやると、子どもの中に安心感と自信が生まれます。
一例ですが、ぜひ参考にしてみてください。