祝儀袋の表書きを書く意味とは
人に物を贈る時、昔は紙を敷いた台に乗せ、内容や数量、贈り主の名前などを書いた目録をつけることがしきたりでした。しかし時代とともに目録は省略され、現代の表書きは、その習慣を簡略化して、相手に贈り物の中身を伝えるために書くようになったのです。押さえるポイントは4つ
- 毛筆、筆ペン、サインペンを使うこと。ボールペン、万年筆の使用はNG
- 濃い墨・楷書体で書くこと
- 上段には「寿」が一般的。他に「御結婚御祝」・「御祝」
- 字が苦手でも、丁寧にバランスよく心を込めて書くこと
■個人名の場合
水引きの結び目中央上段に「寿」と書きます。名前は中央下にフルネーム(姓と名)で、上段よりやや小さめに書きます。
■2名連名の場合
地位・年齢が上の人は右側。下位の人は左側の順で書きます。
■3名連名の場合
地位・年齢が上の人を右側に。左側にむけて下位の人の順で書きます。地位・年齢の関係がない場合は五十音順に。3名くらいが限度。
■グループの場合
人数が多くて連名では書けない場合は、代表者の氏名を書いた左側に「外一同」と書き添えます。4名以上で贈る場合となります。
全員の氏名は、半紙や奉書紙など別紙に書いて中包みに入れます。その際、地位・年齢が上の人を右側にし、左側に向けて下位の人の順で書きます。地位・年齢の関係がない場合は五十音順に。
■会社名記入の場合