新生児黄疸はほとんどの赤ちゃんに起きる症状
赤ちゃんの新生児黄疸は誰にでも起こります
新生児黄疸は完全母乳の赤ちゃんの方が長引きやすい
新生児黄疸の症状
母乳性黄疸の原因は、母乳に含まれる成分が赤ちゃんの肝臓の働きを抑えるために起こると言われています。
母乳性黄疸は治療の必要なし
母乳性黄疸の場合は、特に治療の必要はありません。病産院では、入院中からミノルタ黄疸計などで毎日黄疸の数値を測定していますし、肌の黄色が強くなった場合は足の裏などから血液を採取して血中のビリルビンの値を測定します。母乳性黄疸が気になる場合は、お家で赤ちゃんを寝かせておく場所を窓越しの明るい場所にしたり、ベランダ越しに外気浴をさせる事で「光線療法」の役割をして早く黄疸が引く場合があります。外気浴は日光を足元のほうから少しずつ薄着にして当てて行いますが、夏場や直射日光が強い季節はカーテン越しでも構いません。
また母乳をミルクに変えると早めに黄疸が引きますが、必ず主治医の指示に従って行うようにしてください。
新生児黄疸が強い場合は、光線療法などの治療処置を
もし黄疸が高くなると「高ビリルビン血症」となります。血中ビリルビンが1.2mg/dl以上、2.0mg/dl以上になると眼球の黄染など黄疸の症状が認められます。心配な黄疸は「血液型不適合」などの溶血性黄疸や「胆道閉鎖」などの閉塞性黄疸があり、黄疸の数値が高い場合は原因を特定する検査が行われます。
新生児黄疸の光線治療
また、重度の高ビリルビン血症の場合には「交換輸血」と言い、全身の血液を交換する処置が行われます。
新生児黄疸には治療の必要がある場合、無い場合があります。もし、気をつけるように言われたら、主治医の先生から退院後の過ごし方などを聞いておくとよいでしょう。また退院してから皮膚の黄疸が強くなった場合には、出産した産院や小児科を受診してご相談ください。
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