部屋探し・家賃/賃貸の間取り選びのポイント

間取り図からここまで分かる!2DK編

新聞広告で間取りを見つけると、ついついチェックしてしまう…。そんな経験はありませんか?間取り図からは様々な情報を読み取ることができ、新生活をイメージすることも可能です。今回は2DKタイプについて取り上げてみました。

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

部屋探しに欠かせない、間取り図。いろいろな間取り図を見ていると、新しい生活をイメージしやすくなりますね。今回は、カップルや広めの一人暮らしに最適な2DKタイプの間取りについて、取り上げてみました。
ワンルーム1Kタイプの間取り図についてはこちら

40平米程度の2DKは一般的

2DKの間取り例

2DKの間取り例



「2DK」の条件で物件検索をしてみると、40平米前後の2DKならこのような間取りタイプがよくあります。2部屋は和室のみ、または洋室のみのこともありますが、6帖の居室が2つと5~6帖のDKで2DKとなる間取りが一般的です。
この間取り図から分かることを挙げてみましょう。

(1)玄関
玄関にはシューズクローゼットがなく、間仕切りもありません。玄関を開ければすぐにDK全体が見渡せる(見渡せてしまう?)タイプです。シューズクローゼットもありませんので、家族の靴をどこに収納するかを考えないと玄関が靴であふれてしまうことになるでしょう。

(2)キッチン
玄関のすぐ横にあるキッチンには、吊戸棚の収納があるのか、キッチンのサイズはどのくらいなのか、またガスなのかIHなのかは間取り図からは分かりません。その他の情報は、設備についての記載を見ること。また、シンクの位置は間取り図では正確でないことも多いので、間取り図に書いてあっても現地で確認しましょう。同時に冷蔵庫の置き場所も確認を。

(3)和室と収納
6畳の和室には、約1畳分の押し入れ収納があります。
間取り図で落とし穴といえば、この「和室○帖」という表記。タタミ1畳の大きさは地域・物件によって違います。「6畳」と書いてあっても、自分が想像する6畳ではないかもしれません。「6畳」とは「タタミが6枚敷いてある部屋」であり、そのタタミの大きさによって部屋の広さも変わりますので、要注意。場合によっては、6畳の部屋が4.5畳程度になってしまうことも。

(4)間仕切り壁
和室と洋室の間は、間仕切り壁になっているタイプ。2人以上で暮らし、それぞれのプライベート空間を確保したいときにはこういった間取りは最適ですが、2部屋をつなげて広く使いたいのなら、ここが壁だと不都合かも。つなげて使いたい場合には、ここが壁ではなく戸になっている間取りを選びましょう。

(5)バルコニー
バルコニーは布団や洗濯物を干す場所として必要なもの。
この間取り図には、洗濯機置き場が書いてありません。最近の間取りプランなら洗濯機置き場は室内に設置しますが、築年数が古いものになると、洗濯機置き場は外の場合も。バルコニーに置くスペースがあることもありますので、現地で確認をしましょう。
また、小さい子どもがいる場合、バルコニーの柵にも注目。柵が低かったり、柵のすき間からすり抜けてしまったりする危険性があるので、これは現地で確認を。

>>>間取りによっては2DKも1DKのようになってしまうことも

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