賃貸住宅の間取り図は、新築ならある程度しっかりしたものがあっても、築年数の古いものになると細かな部分まで正確な間取り図がないこともあります。特に、正確なサイズ(例えば収納の奥行きや高さなど)は現地での確認が必要ですが、実は間取り図からもかなりの情報をキャッチできるのです!
では、間取りタイプ別にそれぞれの情報の読み取り方をご紹介しましょう。

ワンルーム編はこちら
1K編はこの下↓

1Kタイプの間取り図の見方
 

1Kタイプの間取り例

1Kタイプの間取り例


1Kタイプの間取り図は、一見、ワンルームと変わりがありません。大きく違うのは、居室とキッチンの間に扉があること。これによって仕切られていると、「1K」と表記されます。

キッチンをよく利用するならば、このタイプがおススメ。部屋と分けた空間になっていれば、メリハリの付けた生活ができそうです。
ちなみに、この「K3 」のスペースが「DK8」や「LDK10」などと表記されることがあります。これは、D=ダイニングやL=リビング用に仕切られた別の部屋があるのではなく、このキッチン部分の広さによって「DK」や「LDK」と表記されます。

ダイニングあるいはリビングとして活用できるほどのスペースがある場合、このように表記されますが、中には「1LK」といったものも。この表記の仕方には規制はなく、情報発信元がそれぞれ独自の規定を定めていますが、「DK」といえば、5~6畳以上、「LDK」といえば8~10畳以上の広さがあるようです。

間取り表記の中に「S」があることもありますが、これは建築基準法上部屋とは認められないスペースのこと。採光や通風の条件が居室には適さないため、納戸や書斎として使うことができます。

では、1Kタイプの間取りの見方をチェックしましょう。ワンルームの見方のポイントも当てはまりますので、合わせてチェックしてください(ワンルームの間取り図の読み方はこちら)。

(1)バス・トイレ別・・・トイレ・お風呂・洗面台がそれぞれ別のスペースになっているかどうかが分かる。この間取り図は、すべて別々だが、お風呂と洗面台が一緒になっているケースもある。

(2)シューズクローゼット・・・玄関脇に収納スペースがある場合、このように線で仕切られていたり、扉が付いていることも。靴だけでなく、小物も片づけられるのでとても便利。

(3)PSやMB・・・このように×あるいは「PS」「MB」などと表記されることもある、パイプスペースやメーターボックス。居住者が使える空間ではないが、部屋のほうにでっぱりがあるとその部分に置こうと思う家具などのサイズが問題となってくるので注意。

(4)扉・・・ワンルームと違い、居室とキッチンを分ける扉があるのが1Kタイプ。この間取り図の扉は引戸であることを示している。開き戸の場合は、玄関やトイレのような扉の記号になる。この間取り図の場合、キッチンシンク回りに冷蔵庫を置くスペースがないので、居室に置かなければならない可能性もあり。

(5)クローゼット・・・「CL」と表記されることもあるクローゼット。扉は2枚の折戸タイプを表わしている。このように中に線が書いてある場合は、ハンガーパイプがある場合。ただし、詳細は現地での確認になるが、衣類などをたくさん持っている場合には居室部分が多少削られても収納があるほうが、返って部屋は雑然とせずスッキリ暮らせる。

(6)ベランダ・・・賃貸住宅では、ベランダは「共有部分」。自分で借りたからといって、ベランダに物をたくさん置くことは許されていない。賃貸の場合、隣戸との境界には隔て板が取り付けられており、普段は隣との目隠しとして活用しているが、火災発生など緊急時にいざ非難!というときには、この隔て板を突き破って隣のベランダに避難する可能性大。
そんなとき、もしタイヤや大きな荷物が置かれていたら、隣戸の住人が突き破って避難することができないため、避難経路をふさがないためにも「ベランダは共有部分」と認識しておくこと。

>>>間取り図の読み取り力をアップするには・・・?