ゆっくりのんびりがいい!草食系投資のススメ 

「草食男子」が話題になって久しい今日この頃。そんな中「草食系投資」なるものが存在するのを知っていますか?ちなみに、「草食系」で得をする会社に投資をするようなものでもありませんし、野菜を作っている会社の株を買うことでもありません。

草食投資隊の3人がかかれた「運用のプロが教える草食系投資」。

草食投資隊の3人がかかれた「運用のプロが教える草食系投資」。

では、いったい何かというと、以前「プロが語る!短期投資はお勧めできない」、「 プロが語る!曖昧な中期投資との付き合い方 」、「プロが語る!長期投資に存在するダイナミックな概念 」で登場してくださった3人が謳っている、今の時代にマッチする投資の概念なのです。

この概念のベースにあるのは、「ゆっくりのんびり積立投資をしていきましょう!」ということ。最近は株価も下がっていますが、ここで落ち込むことなく、むしろチャンスだと思って投資をする。そんなとても楽チンというか、「オキラクな投資」が草食系投資なのです。

この草食系投資の伝道師たちが、コモンズ投信の渋澤健さん、セゾン投信の中野晴啓さん、ひふみ投信のレオスキャピタルワークス藤野英人さん。3人で「草食投資隊」となって、日々活動されています。草食系投資を伝えるべく日本全国津々浦々を駆け回っている3人に今回も面白い話がきけそうですが、まずは、草食系投資が広まったら、社会はどうなるのか?について話を聞いてみましょう!

草食系投資をみんなが始めたら… 

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草食系投資が広まることによって、世の中はどう変わるのでしょうか?

渋澤健さん(以下、渋澤)
今って多くのお金が引きこもり状態にあると思うんです。つまり現預金の状態ですね。戦前から戦後の日本高度経済成長のときは、銀行に預けていても、それがちゃんと社会に出て経済が発展したんですけど、今は銀行が貸し出しをしないから、経済にお金がまわりません。でも、僕たちが預かったお金は、成長する分野にお金を投入することであって、経済成長の手助けをすることに使われているんです。だから、草食投資が世の中に与える影響は、「日本を元気にする」ということなんですよ。

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ゆうちょ銀行への預入金が2,000万円までOKになるという話がありましたよね。

藤野英人さん(以下、藤野)
あれはおそらく廃案になるとは思いますが、でも重要なのは、集めたお金で国債を買っているということなんです。それが結局公共事業に使われてしまって、国の借金を増やすことになってしまっている。これは、つまり僕たちの借金が増えることですよね。だからこそ、みんなが持っているお金を、ゆうちょでもなく、銀行でもなく、僕たちに預けて欲しいんです。そうすれば日本企業やグローバルな企業に投資ができて、これからの企業がどんどん育っていきます。その結果、日本経済はもっと潤って、僕たちにもその恩恵があるわけですよ。その形の1つとして、将来的な財産があるのだから、僕たちがやりたいことは、それを作るお手伝いなのです。

中野晴啓さん(以下、中野)
結局、ゆうちょに2,000万円もの枠ができてしまうことは、お年寄りが持っているお金がゆうちょ銀行に入ってしまって、引きこもりになることにつながります。それは経済にとってプラスにならないし、むしろマイナスになってしまうのですが、そういう一連の流れがあることがまだまだ理解されていない。これが問題の1つでしょうね。

ただ、草食系投資は誰でもできるのだから、投資家の裾野を圧倒的に広くすることになるのは確かだと思います。だから、今まで投資に対して「怖い」「関係ない」と思っていた人たちに「実は、違うんだ」と気付いてもらって、その数がどんどん増えていけば、経済にお金がまわって日本が元気になるんです。ということは、個人の財産形成という面だけではなくて、社会的に考えてもすごく意義があるのが「草食系投資」なんですよ。

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草食系投資をするとき、一番のおススメの方法は?

草食系投資隊がおススメする投資の方法はいったい何でしょうか?次のページへ!