収納/達人の収納術と実例集

料理研究家のキッチン収納の極意とは?(2ページ目)

道具や食器をたくさん持っているプロは、どんな収納にしているのでしょう。毎日ハードに使っても、キレイなキッチンの収納術を大公開!

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

定位置を崩さない

今回のように「収納」の取材ともなると、一般的には戸棚の中を撮影用にアレンジすることも。「中身を入れ替えると、あとで困るからそのままよ」と、一つひとつ扉を開けるたびに、何処に何があるか分かる「定位置」の収納原則が貫かれています。そして説明の合間にも、スッスっと移動しながらお茶の準備をするその姿からも、身体が自然と動く位置に必要なモノがあるというのが明らかです。

食材の棚

食器はまとめて出してから必要枚数をチョイス。横着はしません。左は全てが見渡せる食材の棚


また、数多く持っているのがお鍋。長身の黒田さんは、吊り戸棚に整然と収納しています。圧力鍋を使った黒田さん流レシピも豊富。シリットの直径19cmの圧力鍋で、ご飯3合が炊けるそうです。

そして、よく使う道具は調理台近くに吊り下げ収納。直径21.5cmと22cm、26cmが普段使い。その鍋底を常にキレイにしているのは、IHに汚れを残さないためだとか。吊り下げたときにも、見た目にキレイなので一石二鳥。良い道具を使っていると、料理が楽しくて、扱い方も丁寧になるのでお薦めだそうです。
吊り下げ収納

吊り下げた道具の横にはフォトフレーム、ワークトップには新鮮なハーブを飾って


コの字ラックや100円均一のカゴに慣れてしまっているせいか、そういった道具を使っていない収納はかえって新鮮。道具に頼らなくても使いやすいのは、余分なモノまで収納していないから。そして、自分とモノとのベストポジションを見つけることが大切なのですね。

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