ストレスフリー住宅（2）～リセット空間のある家(2ページ目)

建築法規ストレスもリセット

第二は、現代の住まいの最大のストレス要因にもなっている「収納」。同社のロングセラーである大収納空間「蔵」を今回は専用ハッチと梯子を用いることで上からもアクセスできる2WAY・3WAY提案がされています。これまでの「蔵」天井高約1.4mと約1.2mタイプに、新たに約85センチタイプも追加。これによって建物全体の高さが抑えられるため、建築法規ストレスになりやすかった北側斜線制限において、建物を50センチほど北側に寄せて配置できるため、限られがちな敷地の有効活用もできます。 第三のストレスリセット空間は「1mスキップ空間」。キッチンの脇に使い勝手のよい「蔵」を設置し、その上を1.5階の「ファミリーライブラリー」にすることで、散在して収納に困りがちな家族の本類をまとめて収納。こうしたスキップ空間は段差があるため家族との視線もほどよい距離が保てるため、家族と距離を置いて考え事したい時や寝転んだり、子どもの勉強スペースなど家族が時間に応じてタイムシェアでき、床面積をいじめることなく設置できるので重宝します。

「思い切り楽しむ」ことでストレスリセット

一方、住まいを「思い切り楽しむ」ことでストレスリセットを提案するのが、自然派個性住宅で知られる「BESS」。ログハウスなどを提供するアールシーコアは今年4月より、人気商品シリーズモデルを「単に住むだけでなく、楽しむことにもこだわった次世代のライフスタイルを提案」をコンセプトにバージョンアップ販売開始しました。

同社によると、家はあくまで「道具」。お気に入りの道具のように使い込んで、３つのライフスタイル「自然体」「自然派」「自分流」の暮らしを楽しんでほしいとの想いから、ライフスタイル・商品シリーズ・建物規模・価格のマトリックスから自由に選んでほしいというラインナップに変更。例えば「こんな暮らしをしたくて商品Cを考えていたけれど、規模・予算とのバランスを考えるとBでもいい」と、住まい手が自主的に選べるサポートを楽しいカタログで提案しています。

どうでしょう？　こんなふうに考えると、ストレスを減らす家づくりも不可能ではない気がしてきますね。