中学受験で必要となる入試教科
■私立中学ほとんどの学校が4教科入試(国語・算数・理科・社会)を実施していますが、近年では2教科(国語・算数)、または4科と2科の選択入試が広まっています。その場合、募集人数も入試の種類によって変わること、2教科入試は倍率が決して低くないことに注意してください。
2教科、または4科と2科の選択入試を行う学校(13年度)
(男子校)
足立学園、佼成学園、京華、日本学園、明法など
(女子)
愛国、大妻多摩、小野学園女子、神田女学園、国本女子、佼成学園女子、実践学園女子、白梅学園清修、東京女子学園、トキワ松学園、中村、日本橋女学館など
(共学)
郁文館、上野学園、啓明学園、工学院大学附属、桜丘、修徳、淑徳巣鴨、順天、杉並学園、成立学園、青稜、多摩大学附属聖ケ丘、東海大学菅生、東京成徳大学、東京立正、文教大学付属、武蔵野、明治学院、和光など
面接を実施する学校(13年度)
東京、神奈川、埼玉では面接はほとんど行われていませんが、東京でもわずかに実施する学校があります。また実施する場合も、筆記試験のみ、筆記と面接など、いくつかの入試方法を組み合わせて行う学校がほとんど。(男子)
早稲田大学高等学院(受験生グループ)
(女子)
愛国、桜華女学院、川村、恵泉女学園、光塩女子学院、頌栄女子学院、成女学園(以上保護者同伴)、北豊島、京華女子、星美学園、田園調布学園(以上受験生個人)、香蘭女学校、玉川聖学院、千代田女学園(以上受験生グループ)など
(共学)
上野学園、共栄学園、国士舘、修徳、淑徳巣鴨、杉並学園、玉川学園、東京立正、武蔵野、明星、和光(以上受験生個人)、自由学園(受験生個人・保護者)、創価(受験生グループ)、慶應義塾中等部(受験生個人・保護者同伴)など。
■国公立
東京都の国立中学は8校あり、それぞれ選抜方法が異なります。たとえば首都圏最難関校と呼ばれる筑波大附属駒場(男子校)では4教科と小学校の報告書で選抜。筑波大学附属中学校(共学)は小学校の全教科(国語・算数・理科・社会・音楽・図工・家庭)にわたり筆記試験、体育実技を実施。お茶の水女子大附属中学校は4教科。東京学芸大学附属小金井中学校は国・算・面接・報告書、東京学芸大学附属世田谷中学校は4教科と報告書、東京学芸大学附属竹早中学校は4教科と面接、報告書——といった選抜方法であるため、個別の対策が必要になります。
公立中高一貫校の適性検査は科目別の知識を問うだけでなく、教科横断的に複数の教科を組み合わせたり、活用したりするなど、解く力、考える力が総合的に試されます。こちらも個別の対策が重要です。