掃除/エコ掃除

重曹エコ掃除テクニック(部屋編)

弱アルカリ性で緩やかな研磨作用をもつ重曹は、「ばい煙汚れ」「血液汚れ」など、住まいの酸性汚れを落とすとき大活躍します。この記事を読んでエコ掃除の旗手・重曹を使いこなす第一歩を踏み出しましょう!

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

リビング、寝室、子ども部屋(壁、床、照明器具など)

やっぱり子ども部屋にはあんまり身体に良くなさそうなモノは使いたくない。そう思うならぜひ「重曹」を使いこなせるようになりましょう!

やっぱり子ども部屋にはあんまり身体に良くなさそうなモノは使いたくない。そう思うならぜひ「重曹」を使いこなせるようになりましょう!

■壁 
リビング、寝室、子ども部屋といった居室のビニールクロス壁の上部(天井近く)に溜まった、油分を含むホコリ(キッチンから漂い出たり、リビングダイニングなどでの焼肉、鍋料理などで出た油煙によるものや、タバコのヤニによるもの)は、重曹水(5%濃度で作成)をスプレーしたウエスで拭き取ります。

一度で落ちない場合には何度か繰り返して。ただし力はあまり入れないようにしましょう。

ただし、壁が「布クロス」や「板壁」の場合には変色したりシミになってしまう可能性があるので避けましょう(ハタキなどでホコリを取るにとどめて)。

■床 
フローリングの場合、無垢材では避けたほうが無難です。表面塗装してあったり、合板のフローリングで脂性の汚れが多く付いている場合(裸足で過ごすことの多い子どもの部屋など)には、重曹水をさっとスプレーした後に速やかに拭き取り、固く絞った雑巾ですすぎ拭きして仕上げます。

じゅうたん、カーペットの場合、重曹(粉)を振りかけてしばらく置いた後に、掃除機で吸い取るという掃除法が知られていますが、ガイドは重曹水でしっかり濡らしてからよく絞った雑巾で「じゅうたん、カーペット」の表面を拭き上げていく方法をオススメします。充分すっきり仕上がり、汚れも落ち、臭いも気にならなくなります。

床が畳やジュートなどのラグ製の場合、重曹での掃除は止めましょう。取り返しの付かないシミが出来てしまいます。

■照明器具 
照明器具の傘部分には、知らず知らずのうちに油煙混じりの油っぽいホコリが溜まっています。照明の明るさを取り戻すために、このホコリを取りましょう。

プラスチックやガラス製の照明器具の場合、重曹水をスプレーして湿らせたウエスで、配線部分に触れないよう気をつけてホコリを掻き取るように拭き上げる。電源は外しておきましょう。

和紙製、木製、貝殻、繊細な金属製の照明器具の場合、「布クロスの壁」同様、羽ハタキなどでホコリを「落とす」に留めたほうが安心です。重曹の使用は避けましょう。
 

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