片付く3ステップ
ただやみくもに片づけても、よい結果は生まれません。とりあえず目の前から散らかりは消えたとしても、必要なモノが見つからい、探し物が多い収納では、やがてまた散らかります。 そこで片づけが無駄にならない、基本となる手順からおさらいしてみましょう。その手順のポイントは右図の4点です。しまう量が多すぎたら捨てる!最後まで「捨てる」構えは捨てないで |
- 広げる = 片づけようと思っているモノをすべて出して広げる
- 分ける = 似たようなモノをまとめてグループをつくる
- しまう = 場所を決めて、そこに置いたり入れたりする
さてここで気になってくるのは、片付けたいと思っている場所の状態です。そこがどのような散らかりかたをしているのかによって、片付けるときのポイントが違ってきます。そこで、代表的な次の3タイプを中心に片付けるコツをご紹介していきます。
【散らかりタイプ】
- 床が見えない! 部屋
- 吹き溜まり! 塚
- 押入パツパツ! 満タン収納
床が見えない!部屋の片付け方
足の踏み場もないという状態や、床は見えているけれどアチコチにモノが散らばっている部屋の場合には、捨てることに集中する「捨てる片付け」になります。まずは段ボールとゴミ袋を用意してください。 散らかったモノを手にしたら、その場で「いるいらない」を判断して、どんどんゴミ袋に入れていきます。
持っていることを忘れていたモノ、すでに期限が過ぎたモノ、同じようなモノ、壊れているモノは迷わずに捨てましょう。ときには、ソファやベッドなど大きな家具を処分することで、一挙に片づく方向にシフトすることがあります。思いきって大モノを捨てるのも有効な手です。 どんどん捨ててモノが少なくなると床が見えてきますので、ここで休息をとりましょう。
余力があれば、次の作業に進みます。 準備した段ボールに残ったモノを入れていくのですが、それが片づけ手順の「2.分ける」です。「分ける」といっても、細かく分類する必要はありません。日常の不便がなければいいのですから、今使っているモノと、それ以外のモノの2種類に分けるだけ。余裕があれば用途別に分けておくのもいいでしょう。そのときには、用途別に袋か段ボールに入れてください。そうしないと分けても意味がなくなってしまいます。
ここまでくれば、作業を中断しても生活上の不便は最小限ですみます。今使っているモノを入れた段ボールだけ残して、その他の段ボールは積み上げたり他の場所へ移動。引っ越しと思っていれば、しばらくの辛抱にも堪えられるでしょう。 どうしても捨てられないときには、「捨てコツ」で決断力をつけましょう。
作業を再開するときには、次の項目以後を参考にしてください。