ベネチア/ベネチア基本情報

ベネチアのエリアガイド(2ページ目)

サン・マルコ広場のある「サン・マルコ地区」、リアルと橋のある「サン・ポーロ」地区など、水の都ベネチアの6つのエリアに分けてご紹介。まずは、全体像をつかもう!

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

ベネチアの玄関口 カンナレッジョ地区

ベネチアの陸の玄関口サンタ・ルチア駅。駅を降りればすぐ、大運河が広がる!

photo by SAWA pasqua
ベネチアン・ゴシックの最盛期の様式のか・どーろ。信じ難い程の繊細な装飾が印象的
ベネチアに唯一ある国鉄駅サンタ・ルチア駅の周辺がカナレッジョ地区。大運河一の美しさを誇る華麗なカ・ドーロ(ドーロ家)の館があります。

本土から橋を渡ってサンタ・ルチア駅で降りれば、唐突に目の前に広がる大運河の景色に、「おお!ベネチアにきた!」と感動ひとしおですが、ここは、ベネチアの人口の約3分の1が集中する庶民の区域。メインストリートstrada nuova(ストラダ・ヌオーヴァ)通りから、一歩細い道を入ると、ひっそりと落ち着いた町並みが広がっています。地元人の通うトラットリアやスーパーマーケットなどが多く、ベネチア人の生活を感じさせるエリアでもあります。

また、このエリアには、ユダヤ人街・ゲットーもあります。ゲットーができたのは、ベネチアが初めて。16世紀に、夜間は閉鎖する都市の孤島にユダヤ人を住まわせたのが始まりです。現在は、ゲットーの広場周辺にシナゴーグやヘブライのオブジェのお店が残っている程度ですが、ひと味異なる雰囲気が漂っています。

【カンナレッジョから】
  • サンタ・ソフィアのゴンドラの渡し舟トラゲットでリアルトの魚市場に行ける
  • 北側のフォンダメンタ・ノーヴェ河岸からムラーノ島まで水上バスで10分

  •  

ベネチアのシンボル サン・マルコ地区

高級ホテルも、この地区に集中するベネチアのメイン観光スポットエリア

photo by SAWA pasqua
1996年に焼失後立て替えられ、2003年に新オープンしたフェニーチェ劇場。内装は、建設当時のオリジナル、18世紀の様式を再現した淡いミントグリーンが基調になっている
ベネチア共和国の華やかさを存分に感じさせてくれるサン・マルコ地区。

貴族の豪華な館が点在し、宝飾品店やスノッブなカフェなども多いエリア。2003年に改装オープンしたオペラの殿堂フェニーチェ劇場もこのエリア。アカデミア方面へは、高級ブランドのお店が軒を連ねています。

伝説的なハリーズ・バーや、老舗カフェ・フローリアンなど、ベネチアに行くなら一度は行ってみたいバーやカフェもあります。ベネチア観光において、何はともあれこの地域は、はずせません。

【サン・マルコからは】
  • サンタ・ルチア駅まで水上バスで約30分
  • カステッロの公園まで徒歩15分
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます