4/4 ベネチアのエリアガイド [ベネチア] All About

市民の庭　カステッロ地区

共和国時代のベネチアの造船力を今に伝える国立造船所アルセナーレ

緑あふれる海辺の公園は、市民の憩いの場

ベネチアを地図で見ると魚の形をしていますが、カステッロ地区は、その尾の部分に当たる東側のエリア。

ベネチアの区の中で一番大きく、ベネチア・ビエンナーレ会場にもなるベネチア一大きな公園があります。公園は、運河を挟んだお隣のサンテレナ島まで続いていて、地元の人がジョギングや釣りを楽しみながら、ノンビリ過ごす様子が見られます。

ベネチアが地中海最強の海運国だった歴史を彷彿とさせる国立造船所のアルセナーレもこのエリア。公園とアルセナーレノ間には、ベネチア一幅の広いガリバルディ大通りがあります。この人工的な通りの奥には、7世紀頃に建立され、19世紀まで宗教権力の中心であった歴史あるサン・ピエトロ・ディ・カステッロ教会があります。

【カステッロからは】

アルセナーレからサン・マルコ広場へは水上バスで2駅
バカンスのメッカ、リド島へも水上バスで約10分

学生が行き交う　サンタ・クローチェ地区

ローマ広場はベネチアで唯一車が入れる広場。バスも発着

イタリアの名門大学ベネチア建築大学の門。さすがのデザイン

イタリア本土から唯一車が入ることができるローマ広場を中心にしたサンタ・クローチェ地区は、ベネチアのもう一つの玄関口。大型バスの発着もこちらから。地区内にあるトロンケット島には、フェリー用の港があり、大型船の発着場になっています。

また、イタリアでも名門中の名門、ベネチア建築大学があるため、多くの学生が住んでいるエリア。エリア内には、いくつもの公舎がありますが、本部は、ローマ広場からも近いトレンティーニ修道院。ここの門はベネチアを代表する建築家カルロ・スカルパがデザインしたことでも有名です。

【サンタ・クローチェから】