パリのブランド・セレクトショップ(3ページ目)

パリのセレクトショップ

違うブランドの服を自由自在にコーディネート（写真はメルシーのレディースコーナー）

パリでどんなブランドが来てるのかがわかるのがセレクトショップのいい所。人気のブランドは、まずセレクトショップから火がつくので、まだ日本で発掘されていないブランドを発見する楽しみがあります。

もう人つのメリットは、違うブランドの服をミックスしてコーディネートできること。オーナーは独自のセンスで買い付けているので、ファッションにこだわりのある人ばかり。ぜひお買い物の相談に花を咲かせてみて。

セレクトショップ1　コレット

パリのセレクトショップの第一人者

パリのセレクトショップといえば、ここコレット。ルーブル美術館近くのサントノレ通りにお店を構え、パリのトレンドを世界に発信し続けています。ファッションはもちろん、コスメ、アート、本など多岐にわたるジャンルのセレクトを展開。地下のレストラン、ウォーターバーはランチタイムには近くで働いているファッション関係者で埋め尽くされます。

オーナーが「お店は雑誌のようなもの」というだけあって、常に新しいモノが並んでいるので、見るだけでも楽しい。そのせいか、店内は地元のパリジャンや観光客でいつも混んでいます。俳優やアーティストなど、セレブの姿もチラホラ。服はハイブランド中心のセレクトなので価格はかなりお高めですが、一度は立ち寄ってみてほしい、パリのマストスポットです。

＜DATA＞
■colette（コレット）
住所：213, rue Saint-Honoré 75001 Paris
TEL：01 55 35 33 90

セレクトショップ2　メルシー

パリの新名所と早くも話題沸騰

フランス語でありがとうという意味を店名にしたメルシーは、2009年マレにオープンした話題のセレクトショップ。インテリアのショールームを改装したという、まるで倉庫のような広さ（1500平米）にファッション、小物、花、香水、雑貨、家具、子供服、手芸、カフェ、レストランとあらゆるジャンルの売り場が入っています。

オーナーは、高級子供服ブランド、ボンポワンのオーナー夫妻。今自分たちが人や地球のためにできることはないかと考え、そのコンセプトに賛同したブランドに協力してもらいこのお店のオープンが実現したそう。ハイブランドとミドルブランドをミックスしたセレクトで、まだあまり知られていないブランドも多く扱います。他のお店で買うよりも割安になっていて、収益は恵まれない国の子供たちのために使われるというシステム。

古本で埋め尽くされたカフェは、ダークウッドの家具が新しいのに古い風合いを出していて落ち着く空間。地下のレストランは体に優しいビオの食材を使っているという、徹底したこだわりを持つパリの新名所です。

＜DATA＞
■Merci（メルシー）
住所：111, boulevard Beaumarchais 75003 Paris
TEL：01 42 77 00 33

セレクトショップ3　グリーン・イン・ザ・シティ

ナチュラルな素材にこだわったセレクトが魅力

同じく2009年にオープンした、オーガニック素材のアイテムのみを扱ったセレクトショップ。店内はレディーズ、メンズ、子供服、コスメのセレクトが所狭しと並びます。コットンのブラウスやカシミアのパンツなど、とにかく肌触りが良く、着心地の良さを実感できるものばかり。赤ちゃん用の衣類も充実しています。

メンズのコレクションが並ぶ自然光が差し込む店内奥のテラスや、キャンドルが灯された広いソファー、カーテンやハンガーにまでオーガニック素材を使うという徹底ぶりは、お店の快適さによく現れています。ファッションはおしゃれなだけでは、もう古い。そんなキャッチコピーが聞こえてきそうです。

＜DATA＞
■green in the city（グリーン・イン・ザ・シティ）
住所：7, rue Malher 75004 Paris
TEL：09 50 22 91 27