炊飯器を使ってケーキや料理を作る理由

炊飯器おでん
炊飯器のおかゆ炊きコースで炊いた、根菜がメインのおでん
キッチンにデンと腰を据えている炊飯器を、ご飯を炊くだけの道具にしてくおくのはもったいないです。 炊飯器は煮る、蒸す、焼くを自動的にこなす魔法の料理道具です。 オーブンの代わりにもなれば、フライパンや蒸し器の役目も果たします。

オーブンのようにケーキが焼けるのに、オーブンのようには熱くなりません。場所も取りません。小さいお子さんがいる家庭でも安心してケーキが焼けます。 材料を切って、調味料と一緒に内釜に放り込んで、スイッチを入れるだけで煮物ができます。材料と少量の水を入れて炊くだけで、蒸し料理が完成します。高速炊き(早炊き)、おかゆ炊き、玄米炊きなどを利用して炒め物、パスタ、煮込み料理も作れます。 こんなに優れた調理道具が、1日に1~2回、ご飯炊きの出番しかない与えられないのは、あきらかに役不足です。


炊飯器クッキングのメリット

  • 炊飯器クッキングは料理人(作り手=作る人)を選ばない
  • 内釜に材料を放り込むだけで、初心者もベテランも、 同じようにおいしく作ることができる
  • 調理中に他の仕事や家事ができる
  • 炊飯器1台で、オーブン、蒸し器、鍋の役目を果たす
  • オーブンと違って調理中に室温が上昇しない
  • 普通の調理にありがちな、ついうっかり焦がしてしまうといった失敗がない
  • 釜全体で、材料を包み込むようにして加熱するため、 かき混ぜなくても均一に火が通り、煮崩れしない
  • 保温機能やのタイマー予約を上手に使えば、外出してる間に料理が完成してるという夢のようなことも可能
  • 料理なのに、実験のような要素があって楽しい
しかし、 炊飯器にはさまざまなメーカーがあり、炊飯時間、機能、性能、名称(例えば早炊きとか高速炊き)がそれぞれ違います。 同じ材料、同じ調味料を使っても、炊飯器によって仕上がりが違ってきます。でも、そこが炊飯器クッキングの醍醐味でもあります。 炊飯器が勝手に料理してくれるというよりも、こちらが炊飯器にあわせて料理をするのが炊飯器クッキングです。


シンプルなものから始める

蒸し野菜
野菜に水とワインをふりかけて炊いた「蒸し野菜」は、塩やドレッシングで食べます
簡単なものからチャレンジして、お手持ちの炊飯器のクセや特徴を つかむことが大切です。炊飯器はお米を炊くために考案された機械だということを念頭において、チャレンジしてください。

初めての炊飯器ケーキ作りは、シンプルなものにしてください。5合炊き炊飯器の場合の小麦粉の分量は、何も入らないプレーンなケーキが200gで、薩摩芋や栗などの具が入るケーキなら150~160gが適当です。市販のホットケーキミックス200gで試すのもいいでしょう。また、3合炊きの場合は5合炊きの2/3~1/2の分量で、1升炊きなら、ひとまず5合炊きと同分量で作ってみてください。

ケーキ以外の料理にチャレンジする場合は、まずは蒸し野菜がいいでしょう。根野菜や芋類に少量の水を加えて炊くだけです。蒸し焼きになった牛蒡や薩摩芋が、特上の味に炊き上がります。 本格的なケーキや応用料理にチャレンジするのは、シンプルなものが上手くできてからにしましょう。


炊飯器クッキングならではの調理法

洋梨のパウンドケーキ
内釜の底に砂糖と洋梨を敷いて、その上に生地を流して炊いたパウンドケーキで、ケーキの上に洋梨のキャラメリゼが乗っかっているといった仕上がり
炊飯器で焼いたケーキは、下に焼き色がつくので、ひっくり返した面が表面になります。料理の場合は、底になってる部分の味が濃くなるので、それを踏まえた上で料理します。

炊き終わったら、ざっくり混ぜて蓋をして、5分ほど蒸らして、味を全体に行き渡らせます。また、底が焼けるのを利用して、果物のカラメルソテーとケーキ作りを同時にしてしまうのは、炊飯器ならではの調理法です。


ケーキや料理の取り出し方

ケーキの取り出し方
ケーキクーラーか平らな小皿をのせて一気にひっくり返す
焼き上がったケーキの上に、内釜にすっぽり入る大きさの ケーキクーラーをのせ、右手でケーキクーラーを押さえ、左手で内釜を持って一気にひっくり返し、右手でケーキを受ける。汁気が出るものは、小皿か落し蓋などを利用する。その際、左手は鍋つかみ、布巾などで熱を防御する。

一方、料理の場合は、上の方から器に盛りつけていって、 味と色が濃くなっている底の部分を一番上にし、釜に残った煮汁をかける。肉じゃがなどのような煮物は、ヘラでざっくりかき混ぜてから器に移す。

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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。