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たまらない軽快さ リコー CX2レビュー(2ページ目)

昨今のコンパクト+大倍率ズームのさきがけとなってきたリコーRシリーズの後継者たるCXシリーズの新機種CX2はこれまでの7.1倍ズームレンズを脱ぎ捨てて、10.7倍の28-300mm相当を搭載。とにかく軽快な撮影感を与えてくれるデジタルカメラとなっています。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

軽快さはダントツ

電子水準器も撮影感覚のよさに寄与している部分のひとつ。

電子水準器も撮影感覚のよさに寄与している部分のひとつ。

使っていて感じることは、とにかく軽快であるということ。シャッターを気分よく切れる機種であるということだ。

転送が高速なCMOSを搭載しているためもあるのだろうが、全体的な思想として「心地よさ、軽快さ」を優先している製品となっている。

起動時間やオートフォーカス、1枚撮影してから再度撮影モードに入るまでの速さ、すべてが軽快だ。おかげでだいぶフットワークを軽くして撮影ができた。

ADJ.ポタンはスティック状となっており、親指で操作可能。操作性の向上に役立っている。

ADJ.ポタンはスティック状となっており、親指で操作可能。操作性の向上に役立っている。

唯一、マクロでのオートフォーカスは合焦までやや時間がかかる。これは最短撮影距離1cmを実現していることもあって、きっちりとピントを合わせるためにもやむを得ないところだろう。

またテレ側の300mm相当からも最短撮影距離は28cmとなっている。テレマクロを使う上でもかなり使いやすい仕様である。

これまでリコー製デジカメの弱点であった顔認識の精度もかなり上がっている。ただ、キヤノンをはじめとした他社のものに比べるとまだまだではあるのだが。それでも実用レベルにはなっているのは間違いないところだろう。

高度な連写機能と、多彩さを誇る撮影機能

VGAなら秒間最大120枚の高速連写が可能。

VGAなら秒間最大120枚の高速連写が可能。

CX2は前機種を上回る連写機能が搭載されている。

VGAであれば1秒間に120枚か、1秒間に60枚を2秒続けるという120枚連写ができる。通常の929万画素でも秒間5枚の撮影を6秒間続けることができ、以降は秒間3枚をメモリーカードまで尽きるまで撮影可能だ。

そんなに連写をすることがあるのかと問われることもあるのだが、「用途による」としか答えようがない。たとえばスポーツシーンで素人がシャッターチャンスをしっかりとものにするのは非常に難しい。

たとえば徒競走でゴールテープを切った瞬間、あるいは野球のスウィングでインパクトのタイミングなどを一発で捉えるのはかなり難しい話だ。こういったシーンはデジタルカメラの連写機能に任せてしまうのが手だ。

スポーツ以外にも連写を使いたいシーンはある。バースデイケーキのロウソクを吹き消す瞬間を撮影するのはかなり難しい。それでもフル解像度で秒間5枚を6秒間(その後は秒間3枚)続けられれば、その中にはなかなかの1枚があるはずだ。

こういった「瞬間」を切り取るのは非常に技術を要する撮影だが、デジタルカメラに任せられるのであれば、そうしてしまうのがいいだろう。

また、EXILIMのパスと連写に似たシャッターを離す直前までの画像を記録するモードもある。このモードはフル解像度であれば直前3秒間を5枚/秒で記録するモードと、200万画素で直前1秒間を30枚/秒で撮影するモードの2種類が搭載されている。これら連射機能のおかげでCX2はシャッターチャンスに強い機種になっている。

多彩な撮影機能を搭載しているのも、CX2の特徴であるといえるだろう。

CX1から搭載されていた2枚の画像を合成してダイナミックレンジを広く見せるダイナミックレンジダブルショットにAUTO撮影が追加され、使い勝手がぐっとよくなった。2枚の画像を連続して撮影する必要があるのだが、前述のように連写性能が高いためにほとんどストレスなく撮影することができる。

ミニチュアライズはどこまでの領域をぼかすかがコツなのだが、CX2ではその設定も可能。

ミニチュアライズはどこまでの領域をぼかすかがコツなのだが、CX2ではそのあたりの設定も可能。

少し面白い機能としてミニチュアライズ撮影という機能が搭載されている。これはUNICLOCKカレンダーなどで採用されている、手前と奥をボカすことでミニチュアを撮影したかのように感じさせるというテクニックをデジタル処理で実現させたものだ。

実写画像でも撮影しているが、これはなかなかに面白い機能だ。多用する機能ではないが、話のネタや年賀状の写真に使っても面白いのではないだろうか。

プレAFという機能もCX2から搭載されており、これは他社も導入している被写体追随機能である。充分に実用的な仕上がりになっているように感じた。

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