純資産総額が多めの投信を選ぶ=目安は50億円以上
純資産総額と基準価額のグラフの参考例。純資産総額が安定して伸びているものを選ぶのがコツ。 |
投資信託は一般的に純資産総額が少ないものより多いものを選んだほうが良いと言われています。なぜなら、総資産総額が少ない投信では、思うように株や債券が買えずファンドマネージャーの意図する投資が出来ないから。ある程度のお金が集まった投信なら、自由に資金を配分することができるはずです。
世界中の株や債券に投資するバランスファンドや、日本の小型株に投資するファンドなどを一緒には語れませんが、企業年金など機関投資家は、純資産総額が一定の水準以下になると自動的に解約することも多いようです。機関投資家が解約し残高が減り始めると、なだれのように残高が減る現象も考えられるので、最低50億円ほどの純資産総額がある投信を選ぶといいでしょう。
とはいえ、大きければ大きいほどの純資産総額があれば良いわけでもありません。小型株や市場の小さい新興国の場合は、純資産総額が大きくなると小回りがきかず運用が上手くいかなくなる場合もあるからです。
2つめのポイントは次のページで。