投資信託/投資信託関連情報

注目!2009年1月 投資信託の分類が変更に(2ページ目)

種類も多く複雑な投資信託。わかりにくいと言われていた投資信託協会の分類方法が、2009年1月から見直されることになりました。これからは、投資対象の地域や資産がひとめで把握できるようになりそうです。

執筆者:牧野 なな子

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新分類方法の主な3つの区分

出所:投資信託協会 商品分類に関する指針(理事会決議)より

上記は、新しい商品分類の3つの区分です。どう分類されるのかをそれぞれ見てみましょう。

■購入のタイミングで見分ける 単位型と追加型

単位型と追加型では、購入や解約できる時期が大きな違いがあります。
追加型投信(オープン型)は、いつでも購入・解約が可能で、現在、市場の大半は追加型。一方、単位型投信(ユニット型)は、運用開始時にだけ募集があり、追加や途中購入は認められません。

■投資対象地域で見分ける

投資対象地域が、1.国内のみ 2.海外のみ 3.内外 (国内・海外の両方)という3つに分類。細かくは次の10地域?グローバル、日本、北米、欧州、アジア、オセアニア、中南米、アフリカ、中近東、エマージング?が記載されます。世界といっても、日本が入っているかどうか、すぐわかるようになりますね。

■投資対象資産で見分ける

主となる投資収益(50%以上が目安)によって分類されます。ここが大きな見直し点です。
株、債券、不動産投信、その他資産、資産複合(バランス型)の5種類。その他資産と資産複合には(  )の中に、実際の具体的な投資対象が付記されるようになっています。

例えば、前述のグローバル・ソブリンは、
「追加型株式投資信託・バランス型」
    ↓
  「追加型・内外・債券」、

「りそな・世界資産分散ファンド(大和投信)愛称:ブンさん」は
「追加型株式投資信託・バランス型」
      ↓
「追加型・海外・資産複合(債券・不動産・株式)」
という具合です。

短い言葉の中でも、資産対象がすぐわかりますね。

他の注意すべき補足表記は次のページで。
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