まずは名前を分解してみよう 1
多少の前後はあるものの、ルールに沿って各要素が並んでいます。 |
長くてカタカナばかりのファンドの名前ですが、左図のように各要素が規則正しく並んでいます。分解すれば、意外と簡単に、投資の対象や投資の方針、リスクの大きさまでが見えてきますよ。
「勧められたファンドがあるけど、中身がわからない」「投資信託は持っているけれど、ファンドの内容がさっぱりわからない」そんな方は、お手元にファンドの明細をご用意下さい。一緒に名前を解読してみましょう。難しい言葉は、3ページの用語の解説をご覧下さい。
ここでは、夏のQBRファンド総合ランキング2008で総合部門1位に選ばれたダイワ・ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)「愛称:杏の実」を一例にご紹介します。
<1.ファンドの運用会社…ダイワ>
まず、最初にくるのが運用会社や販売会社の名前、ダイワは運用会社の大和証券投資信託のこと。
<2.投資対象…ハイグレード、ボンド>
投資家から集めたお金で何を買っているのか=株式、債券、資源、不動産などの何に投資しているかが分かります。ハイグレードは、信用度の高い格付けのもの。ボンドは、英語で債券。信用度の高い債券なので、比較的リスクが低いことが分かります。
<3.地域…オセアニア>
投資対象がどの地域なのか、日本か世界(グローバル)か新興国(エマージング),etcがわかります。ここは、オーストラリア(豪州)・ニュージーランド(NZ)が対象。外貨で運用するものは、為替リスクがあると判断できます。
次のページでは、名前から特徴を整理してファンドを分類してみます。