初心者に向く運用はドッチ?
■分散効果と運用状況の把握
日本の株式指数だけでなく、世界の主な指標はテレビニュースで入手可能 |
インデックスファンドは、基本的に対象となる指数の構成する銘柄すべてをファンドに組み入れてあるため、その一本購入するだけで市場全体に銘柄分散していることになります。目標指数(ベンチマーク)である日経平均やTOPIXは毎日テレビや新聞で流れをチェックしやすく、値動きの理由も解説されているので、日常生活で相場を把握しやすい点で、投資の初心者に向いているファンドといえるでしょう。
一方、テーマ型や業種別、偏った資産配分のアクティブファンドでは、業界や銘柄の動向で相場が動きやすくなります。ちょっと見ぬ間に、気がついたら大きく変動していることも!想像以上の上昇は嬉しいものですが、ファンドの財産の合計である純資産総額が急減して、ファンドが途中で繰り上げ償還ということもあり得るので、時々はチェックする手間が必要です。
また、アクティブファンドの成績は、ファンドマネージャ?の力量に大きく影響しますので、ファンドを選ぶ際は、過去の実績をもとにファンドの運用を見極める力が求められます。
というわけで、手間と能力が必要なアクティブファンド、投資初心者にはインデックスファンドが向きそうですね。
次のページでは、運用コストや成績の面から長期投資に向く運用スタイルをご紹介します。