投資信託/投資信託関連情報

投資信託 勝手にランキング2008(2ページ目)

波乱万丈の2008年も残り僅か。世界が景気後退の一色に染まり幕を閉じようとしていますが、こんな年でも頑張ったファンドもありました。ガイドが選んだ投資信託 勝手にランキング2008を発表します。

執筆者:牧野 なな子

  • Comment Page Icon
  

こんな時代にも頑張ったで賞

セレクトしたファンドどれもがベスト1の輝きです。

未曾有の金融危機と言われる2008年。日経平均は年初来約50%の下げ(2008年1月の始値は14691.41円、11月20日終値7,703.04円)、為替は夏過ぎから大きく円高に向かい(同1月始値108.50円、11月20日終値95.90円)、どの資産も乱高下を繰り返しています。日本株に関連するもの、海外の株や外貨に関連するもの、どれも大きく値を下げているのは言うまでもありません。

今や1年の騰落率がプラスになっているのは、日本債券型か複雑な運用をしているものばかり。シンプルな運用法をしながらも、平均以上のパフォーマンスをしているファンド、将来に期待しているファンドを期待を込めてご紹介します。

1.朝日Nvestグローバルバリュー株OP<外国株式>
日本を除く世界の割安株に投資。エマージング諸国にも投資するが割合は30%以内。1年の騰落率は▲47.8%(参考指数▲53.2%)2000年の設定来騰落率は85.8%(参考指数37.4%)という成績を残しています。

インデックスファンドに勝るものなしと言われますが、長期にわたってインデックスを上回る実績を持つアクティブファンドが存在する点も事実という証明となっているファンドです。

2.好配当日本株式オープン 『愛称 : 好配当ニッポン』 (野村)<日本株式>  
配当利回りの高い日本株に投資。インカムゲインで勝負し、日経平均を大きく上回る成績。株価が大きく下がっても、各社配当金は増加する傾向にあるのが強み。その割に保有時にかかるコスト、信託報酬が1.155%と安めです。
騰落率は1年:▲40.1%(参考指数▲46.48%)で、4月~6月期の四半期では、9.9%のプラスでした。

3.DIAM高格付けインカム・オープン<外国債券>
為替の影響を受けて現在は大きく値を下げていますが、期待が持てる資源国の高格付け債券に投資。カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ノルウェーの資源国の公社債が対象です。やはり、政情が安定している資源国は強いと思います。分配金は出ていますが、再投資も可能。

金融危機にも負けず資産をキープしているで賞


根強い人気、不動のファンがついている定番のファンドを並べてみました。

1.グローバル・ソブリン・オープン(毎月分配型)<外国債券>
債券投資といえばグロソブ、純資産総額5兆円を超える投信の代表格。円高の為替の影響を受けて純資産総額が減額と報じられるも、やはり根強い人気です。

2.ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)<外国株式>
主に電力・ガス・水道等を提供する世界の公益企業の株式が投資対象。純資産総額では、グロソブの次席が定着しています。公益株は、他の株式に比べ値動きが安定し配当も高く成長が期待できると言われています。

3.さわかみファンド<日本株式>
長期投資の代名詞のさわかみファンド。グロソブの販売網の幅広さとは逆にほぼ直販だけで純資産総額を伸ばしています。「市場価値が割安と考えられる銘柄を選別し、割安が解消するまで持続保有するバイ・アンド・ホールド型の長期投資を基本とします。」(さわかみファンドHPより)どんな個別株を買っているかが興味深いところですが、運用状況のサイトで詳しくみることができます。澤上社長の月次レポートを楽しみにしている方も多し。

次のページでは、投信運用の醍醐味!積立に向くファンドの発表です。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます