給料UPや年金に期待できない時代、節約や貯蓄に励む若者が増えています。お弁当持参の「弁当男子」も増えているとか。
2009 年度新社会人の意識調査概要(株式会社GIFCOM調べ)によると、初任給の使い道を決めている新社会人は全体の55.5%、中でも使い道の第一位は「貯金する」(74.4%)、また、将来の夢の1位は「安定した生活を送ること」(50.2%)と、2009年の新社会人は「現実的で安定した生活志向」が強いようです。

貯金が1位とは実に将来を見据えた堅実な姿で立派!ただし、ご存知のように長引く低金利時代、元本保証の定期預金だけでは資金を大きく増やすことは期待できません。貯蓄の一部を成長する市場へ投資することで、ゆとりある人生への可能性が広がります。

そこで、安定志向のルーキーたちに、資金形成のための投資信託活用の3カ条を送ります。

1.天引き貯蓄と投資信託の掛け持ちで積立
2.時間を味方に長期の構えで
3.景気の波をつかんでビジネスに生かせ

1.天引き貯蓄と投資信託の掛け持ちで積立


まず、毎月の生活費の3か月程度を目指して積立貯蓄、予想外の出費に備えます。もし、お勤め先の会社に財形貯蓄などの天引き制度があれば、利用すること。給料から差し引かれて貯蓄口座に回るので、銀行口座からの「自動積立」のように残高不足で積立不可になる恐れがありません。

「天引き貯蓄」で一時資金が貯まったら、積立の一部を投資に回し、投資信託の積立を並行して始めることをお勧めします。長引く低金利の時代、これから資産形成と真剣に向き合っていくには、貯蓄だけでなく投資の力を借りて資金を増やしていくことが必要です。

投資の難しさのひとつに、買いや売りのタイミングがあげられますが、積み立てで購入していくことで、迷わず忘れずに投資することも積立投資のメリットの一つです。

また、毎月一定の金額購入すると、「ドル・コスト平均法」という投資手法が働き、購入コストを引き下げる効果が生まれます。一定の金額を購入するので、投資信託の価格となる基準価額が安いときには多く、高いときには少なく買うことになり、その結果、購入コストを引き下げられ、いい利回りが達成できることになるのです。【参考記事】荒相場に強いコツコツ時間分散の投資法

一般的に積立は1万円からですが、中には1000円、3000円といった少額から積立できる投資信託もあります。投資なんて無理と決めつけないで、ちょっと1回飲みに行くのをぐぐっと我慢して、つもり貯金の感覚で始めてみてはいかがでしょうか。【参考記事】毎月たった1,000円からの投資信託デビュー

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