投資信託/ファンドの種類を紹介

新興国への投資は投資信託で決まり!(2ページ目)

これからの長期投資には、GDP成長率に期待できるBRICsなど新興国もポートフォリオの一角に据えておきたいもの。リスクの多い新興国だからこそ投資信託が力を発揮します。

執筆者:村岡 里香

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新興国の通貨・債券・株へ直接投資すると…

新興国の投資信託の話をする前に、資産ごとのメリットと注意点をみてみましょう。

ハイリターンの陰に潜むリスクを知っておこう

通貨
世界で低金利政策が続く中でも、インドの政策金利は8.50%、ブラジルは11.50%と新興国金利は高水準です(2011年11月現在)。ただし、高金利といって手放しで喜べるわけではありません。インフレ率が高い国では、今まで買えていたものが買えなくなり通貨の価値が下落しやすく、為替リスクも大きいことに注意が必要です。相場が堅調な通貨を見つけるには、政策金利からインフレ率を引いた実質金利を比較することが大事です。

債券
新興国の現地通貨建ての国債や社債。たとえば南アフリカの10年国債利回りは7.6%(2011年11月現在)とやはり高いのが魅力です。債券は国自体の格付けが低いとその分利回りが高くなるのが特徴。しかし、最近格下げが相次ぐ先進国にたいし新興国は格上げの傾向にあり信用力は向上しています。利率水準の変化や通貨の価値の急変によって、債券価格は大幅に動くことがあることにご留意を。

株式
新興国の経済発展の恩恵が大きいのが株式への投資です。日本からでも米国預託証券(ADR)を通じて現地企業への投資をすることができますが、現地の状況もよくわからない個別銘柄への投資は投資初心者の方にはちょっと敷居が高いですね。

投資信託はこれらの資産をまとめて一本のファンドにしたもの。リスクの高い投資だからこそ、投資信託のメリットが生かされます。そのメリットについては次のページで。

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