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セゾン投信が考える「貯蓄から投資」の意味(2ページ目)

長期投資・分散投資が安いコストで実現できると評判のセゾン投信、中野社長に直撃インタビュー。これからの日本人の投資について熱い想いを語っていただきました。

執筆者:牧野 なな子

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貯蓄から投資への本当の意味

セゾン・バンガード・グローバルファンドは新興国を含む世界の株や債券に半々に投資。(世界30ヶ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資)。投資対象は全てバンガード社のインデックスファンドです。
ガイド:全国各地で毎週のようにセミナーをされていますが、セミナーにいらっしゃる方は、自分で行動しないといけないと気がついている人たちですよね。まだ投資への意識があまり無い方たちに、運用の必要性について広めることはされていますか。

中野社長:世の中の流れを作るには、まずは声を出さなければどうにも変わらないんです。
小さな存在ですけれど、ずっと声を積み上げることである時それが大きな力に代わっていくと信じてメッセージを送っているわけで、一朝一夕にはいかないと思っています。
気付きに至っていないまでの人が、ちょっとしたきっかけで動き出すと、世の中のお金の動きが変わってきますよ。

ガイド:そうですね、直接投資の目的はお金を循環させること。投資をする際は、その意味を意識してもらいたいですね。

中野社長:「貯蓄から投資へ」という政府からのメッセージがありましたが、これは「一人一人の面倒を見ることが出来ないので、自己責任でお金を増やして下さい。」というもの。でも、もっと深い意味があると思っています。若い人が政治に関する街角インタビューを受けているのをみても、自分という一人の人間が社会の中でどういう責任があるか向き合っていない。投資の世界も同じで、自分が生きながら社会の中にどう還元していくか 自分の使うお金がどう社会に活かされるかを考えてほしいのです。貯蓄から投資へ資金を動かすことで、世の中の構造、社会のあり方を変えようという意味も「貯蓄から投資へ」という言葉は持っているのです。

ガイド:具体的には、、

中野社長:預貯金に眠っているお金は、言ってみれば働くことができずに失業している状態です。このお金を実体経済に向けて投資という形でどんどん入れていくことで経済が活性化する。みんながこの目的に気がついて預貯金780兆円のうち、10%が投資に動いたとしてもそれだけで78兆円というお金になり、日本はとてつもない経済成長を遂げるでしょう。日本をよくするのも悪くするのも我々生活者の想いで動かすことができるんです。

ガイド:社会の中での自分の役割がわかっていくと投資も別の意味で面白くなるかもしれないですね。

次のページでは、セゾン投信のお客さまについて伺いました。
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