ネットコミュニケーションのマナーといっても、現実世界におけるマナーとそれほど大きな違いはありません。相手の気持ちを思いやり、自分が嫌なことは人にもしないことが大切です。具体的には
- 特定の芸能人、ミュージシャンなどの悪口、根拠のない批判を書く
- テレビ、新聞、ネット上の噂だけを元に特定の事件、人物について憶測的なことを書く
- 公開、非公開設定に関わらず、許可を得ずに友人、知人などが写った写真を公開する
- 友人のみに公開などの設定をして、それを閲覧できない友人などの悪口を書く
特にブログ、SNSなどで上記のようなことをすると、トラブルの元になる可能性が高いです。しかしこういった行為をしない場合でも、やはりトラブルが起きてしまうことは間々あります。今回は、基本的なネット上のコミュニケーションマナー、そしてその対処法をいくつかご紹介します。
公開・限定公開設定は必ず確認する
写真、ブログ記事などの公開は十分に考えた上で設定をしてください |
写真、動画はもちろんブログ記事においてもネット上に公開すれば、基本的には全世界のユーザーが閲覧可能です。最近のネットサービスは記事単位、写真1枚単位で公開、限定公開の設定ができるようになっていますので記事の内容や撮影したものに関して十分、確認した上で公開設定をする必要があります。
特に気をつけたいのがSNSでのブログ、写真の公開設定です。SNSは通常のブログなどと違い、閉じられた空間で顔見知しりしか見ないので個人情報的なことを書いても問題ないと思いがちですが、当然、まったく知らないユーザーが読む可能性もあります。またmixiのようにSNSといっても1,500万人以上会員がいるような場合は、既に閉じられた空間であるとはいえない場合もあります。
実際にSNSのブログに自分の犯罪行為を書いてしまい、学校を退学処分になったり、会社を解雇されたケースもあります。もちろんこれは限定公開にすれば問題ないということではなく、自分以外のユーザーが読んだり見たりした際に不快な気分にさせたり、友人内であっても自分だったら公開して欲しくないだろうという写真を公開するといった行為は絶対にしないことを前提とし、その上で内容に応じた公開設定が必要だということです。