役所にも持ってもらいたい費用対効果の意識
2007年5月22日まで、【暮らしの税金】ガイドサイトトップページ・あなたの一票にてe -Taxに関する投票が行われています。
テーマは前回のガイド記事e -Taxってどうよと同じ。
選択肢は以下の4点
・ これは便利!ぜひ、積極活用したいっ!!
・ もう少し、導入メリットを検討したい
・ 現行の申告書ダウンロード、申告書作成サービスを拡充してほしい
・ 税金のムダ使いにならないか心配だ
です。

5月7日現在では、「税金のムダ使いにならないか心配」という懸念材料のほうが大きいのではないかという結果となっています。

この状況についてもう少し深堀りしてみましょう。

覚えていますか?パスポートの電子申請の廃止


もう半年以上以前の話になりますが、外務省が「旅券電子申請システム」(=パスポートの電子発行)を2006年で打ち切る方針を決めたことが明らかになりました。
ことの経緯は以下のとおり。
所定の手続きを経てオンラインでパスポートを申請するシステムが開発されたのですが、それをシステム開発費や運営費の累計トータルが21億円超。
これに見合う申請件数があれば問題なかったのですが、その問題の申請件数は133件。つまり、パスポート電子申請1件あたりの費用が1600万円もかかっていることとなり、
「これ以上運営費を計上して、このシステムを維持するのはちょっとね」ということになったというものでした。
あなたの一票で「税金のムダ使いにならないか心配だ」に投票をしていただいた方のなかには、この「旅券電子申請システム」打ち切りと同様のことなるのではないかということも多分に懸念されてのことでしょう。

現段階でのe -Taxの導入実績


しかし、現段階でのe -Taxの導入実績はいくら何でも「申請件数133件」ということにはなっていません。
国税庁ホームページにはe -Taxの利用件数を公開していて、それによると、税目すべての総利用件数124万件超、申告以外の届出の利用件数も82万件超、さらに電子マネー等による税金納付手続きも27万件超ということになっています。
運用開始が平成16年2月から、つまり、平成15年分の申告業務からということも考慮にいれるとまずまずの実績ではないでしょうか。