おまえが○○するときになったら~~贈与者の言い分
しかし、その通帳を苦労して準備した親や祖父、祖母などからみれば、「こういうときのために毎年コツコツ積上げてきただけなのに」という思いでしょう。
つまり、親からみれば、「毎年コツコツ積上げてきた」だけなので、結果だけとらえてその分ドカンということについて納得が行かないと思うかもしれません。
おまえが○○するときになったら~~受贈者の言い分
一方、贈与を受ける子どもや孫からみれば、「そもそもこんな通帳があることすら知らなかったし、贈与を受ける?受けない?判断のしようがないではないか」ということになるのでしょう。
贈与の問題点、解決の糸口
つまり、通帳を受け取った時点の一発贈与とされないためには、
・ 「毎年コツコツ積上げてきた」結果であることを証明する
・ 通帳の存在があることを受贈者側も知っている
・ 贈与を受ける?受けない?判断のできる年齢である
という問題をクリアにしておく必要があるということです。
この問題を解決するためには
「通帳は誰の名義で、誰が作る?」
「通帳はどこで作る、地元の銀行?子どもが使いやすい銀行?」
「銀行の認め印は誰が保管しておく?」
といった、実務上の手続きから税法上の特例まで注意しなければいけないことがたくさんあります。
次回、解決方法を紹介します。