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新たな成長ステージに入ったサンケン電気

液晶テレビの普及に伴いシェア40%を持つバックライトCCFLの高成長が見込まれます。下値不安の少ない上に高成長が見込まれるため要注目銘柄の一つです。

藤村 哲也

執筆者:藤村 哲也

株式ガイド

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サンケン電気

液晶テレビの普及で高成長が見込まれるサンケン電気
液晶テレビの普及で高成長が見込まれるサンケン電気
今の株式相場は一時期の売り一辺倒の動きとは異なり、徐々に落ち着きを取り戻しつつある展開となってきております。将来性豊かな銘柄を安く仕込んでいくには良い時期に来ているのではないでしょうか

同社が現在、売上高及び利益を伸ばしている一番大きな分野は、急速な普及が見込まれるのが液晶テレビのバックライトに使用されるCCFL(冷陰極蛍光管)です。

パソコン用では1台に付き4~6本必要ですが、大型の液晶テレビになると2インチに1本が必要となり、45インチテレビだと24本必要になります。つまり一台につきパソコンの場合と液晶テレビの場合と比べると4~6倍のCCFLが必要になるのです。?

世界シェアトップ

また、42インチ以上のテレビではCCFLの長さが1m以上になり、均一に光らせることが難しくなります。この分野では、過去からのノウハウの蓄積が大きくものをいうが、同社は世界シェアの40%以上を持っており、揺るぎないトップメーカーです。

つまり今後世界的に普及していく可能性の高い液晶テレビ分野とともに成長していく可能性の高い非常に有望な企業といえましょう。

能力増強も積極的

また、生産能力についても2005年段階での月産1,700万本体制から2006年末までに月産2,700万本体制、2009年3月には月産4,000万本体制を整える予定です。設備増強による償却負担を考慮しても20%以上の利益率があり、2006年3月期売上高1,735億円のうちCCFL売上高308億円、2007年3月期予想がそれぞれ2,100億円、550億円、2009年3月期のフル生産期になると2,500億円、950億~1,000億円の売り上げが見込まれます。

利益率が20%と計算しても、2006年3月期の営業利益120億円に対して2009年3月期には130億~140億円の増額要因になり、中期経営計画値の売上高2,500億円、営業利益250億円の達成は十分可能と判断する。

株価は8/7(月)終値1,420円で、年初来高値2,320円から38.7%下落しており、今期予想PER21.5倍から2009年3月期予想PER13倍へと割安な位置と判断する。

買いのタイミングとしては、25日移動平均を目安として1,400円前後か?

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