いよいよ確定申告の時期になりました。申告書の書き方の説明書はとっても分かりやすい。その上、税務署の係員や無料相談の税理士さんは大変親切です。恐れずに「確定申告」をして税還付を受け、豪華(?)ランチをいただきましょう。準備のための情報をまとめてみました。
■「確定申告」とは
確定申告は、本来納めるべき税額を自分で計算して税務署に申告し、「税金をまだ納めていない・納めた税金が少なすぎた・納めた税金が多すぎたなどの調整をする」制度で、申告期間は2月16日から3月15日までです。
確定申告をしなければならない対象者は
●事業所得や不動産所得などがある人
●給与所得者の中で
・平成12年度の給与収入が2000万円を超える人
・給与所得以外の各種の所得金額が20万円を超える人
・給与を2ヵ所以上から受けている人で、年末調整されなかっ た給与の収入金額と各種の所得金額の合計が20万円を超 える人
・所得税を源泉徴収されていない給与所得者
・災害減免法により源泉徴収税額の徴収猶予や還付を受け た人
●退職所得がある人で「退職所得に関する申告書」を提出せ ずに20%の源泉徴収を受け、その額が本来の納税額より少 なかった人
などです。
■所得税の税率
課税所得金額 税率
1,000円~3,299,000円まで → 10%
3,300,000円~8,999,000円まで → 20%(控除額33万円)
9,000,000円~17,999,000円まで → 30%(控除額123万円)
18,000,000円以上 → 37%(控除額249万円)
(例)課税所得500万円の人の所得税の計算法:
5,000,000円×0.2?330,000円=670,000円
(課税所得額) (控除額)
■要注意の所得
確定申告しなければならない所得の中で、注意が必要な所得には次のようなものがあります。
【1】雑所得
資産運用をしている人に、最も関係がある所得です。計算式は、「所得額=収入金額?必要経費(保険料や掛け金、元本なども含む)」です。雑所得の中で、損益通算ができます。
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