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ホント?持ち株数が71.2株になった?(1)(2ページ目)

持ち株に小数点がつくなんてことってあるの?と疑問に思うかもしれませんが、実際に起こったことなのです。どんなことで持ち株に少数点がつくのか、この記事でわかります!

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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会社が合併すると、株主にきちんと報告しなければならない

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タカラトミーから来た「合併手続き完了のご挨拶ならびに新株券送付のご案内」の一部分。確かに株式数が71.2株になっています。
ある日、Sさんのところにタカラトミーから手紙がきました。「重要書類在住」と書かれた封筒に入っていたものは、「合併手続き完了のご挨拶ならびに新株券送付のご案内」でした。

つまり「タカラはトミーと合併したので、お知らせします。そして、新しく株式を発行したので、確認してください」という手紙です。ここで目にしたのは、なんと持ち株が71.2株になっていて、これでは優待がもらえないという事実だったわけです。

しかし、ここでちょっと疑問がわいてきたSさん。「この0.2株はどうすればいいのだろう」そう思ったのです。市場で小数点がつくような株数が売買されているのを見たことはないし、どうやって売るのだ?と首をかしげていたところに、再度タカラトミーから手紙が来たのです。

端数株式はこうやって処理する

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「郵便振替支払通知書」の一部分。これを郵便局に持っていけば、Sさんは164円がもらえます。
今回Sさんのところに来た手紙は「株式関係重要種類在中」と書かれた封筒に入っていた、「端数株式売却代金送付のご案内」と「郵便振替支払通知書」でした。

「端数株式売却代金送付のご案内」によると、「計算上端数が生じてしまったので、それを法のもとに一括で売却処分しました。そこで端数株式数に応じた売却代金を郵便振替で受け取ってください」とのことでした。そのため、郵便振替支払通知書が同封されていたのです。

1株あたりの処分価額は819円。それの0.2株分なので、163.8円。ここでも端数が出ていますが、郵便振替支払通知書には164円となっていたので、郵便局に行けば、164円がもらえるとことです。ちなみに、払渡しの期限もあります。タカラトミーの場合は、平成18年5月22日から同じく6月30日までです。

これで端数分は処理できたのですが、タカラトミーの場合、さらに問題がありました。タカラトミーの単元株数は100株なのです。つまり市場で売買されている最低株数が100株なので、少なくとも100株なければ自分で売却することができないのではないかと考えたのです。

しかも買い増して100株にするといっても、あと29株。これも単元株数に満たないので、もしかして自分で買うことはできないのではと心配しています。

さて、こんなとき、どうしたらいいのでしょうか?その方法は、次回の記事「ホント?持ち株数が71.2株になった?(2)」で紹介します!お楽しみに!!


【関連リンク】
こどもから銘柄探しのヒントを得る!(All About デイトレード・スイングトレード)
単元株(All About マネー用語集)
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