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ホント?持ち株数が71.2株になった?(1)

持ち株に小数点がつくなんてことってあるの?と疑問に思うかもしれませんが、実際に起こったことなのです。どんなことで持ち株に少数点がつくのか、この記事でわかります!

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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長く株取引をしている方も、最近はじめたばかりの方も、持ち株に小数点がつくという経験はなかなかないと思います。でも、実際に持ち株が71.2株になった経験を持つ投資家がいました。仮にSさんとしますが、このSさん、どうしてこんなことになってしまったのでしょうか?まずはその経緯を見ていきましょう。

優待狙いでタカラの株を持っていた

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株主優待でしか手に入らないチョロQがある!それを楽しみにしている方もいるのではないでしょうか。
タカラ(現在のタカラトミー)はおもちゃ会社としてとても有名な会社です。そのタカラの株主優待では、1,000円分の自社製品、チョロQがもらえるとのこと。もちろん非売品なので、コレクターのSさんは、非売品のチョロQ狙いでタカラ株を200株買ったのです。

優待狙いなので、しばらく株を持っていることにしたSさんは、株価や会社の状況などはほとんど気にしなかったそうです。「チョロQがやってくる」と何の疑いも持たなかったのですが、それは少々甘かったようです。気がついたらタカラに異変が起きていたのです!

タカラとトミーが合併したことで持ち株数が変化した

タカラは2006年の3月1日にトミーと合併をして「タカラトミー」となりました。会社が合併してお互いのいいところを吸収し、よりよい会社になることを目指しての合併でした。もちろん消費者としては、それに越したことはありません。しかし、ここでSさんにとって問題が発生してしまったのです。

新しく「タカラトミー」となったので、新株式が発行されます。もちろんタカラ株を持っていたSさんのところにも新株式がくるのですが、そのまま200株がもらえるわけではないのです。

Sさんが持っていたタカラ株1株について、タカラトミー株が0.356株の割合で発行されることになりました。その結果、Sさんの持ち株数は200×0.356=71.2株になってしまったのです。

株主優待は2006年年3月31日末現在の株主名簿および実質株主名簿に100株以上保有で載らなければなりません。しかしSさんは100株に満たないので、優待がもらえなくなってしまったのです。

これに気づいたのは優待の権利が取れる日のずっと後。泣くに泣けないSさんだったのです。そんなSさんのところに、タカラトミーから手紙がきました。どんな手紙だったのでしょうか?内容は次のページです。
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