株・株式投資/株式関連情報

ホント?持ち株数が71.2株になった?(2)

今回は、前回の記事の続きになります。単元株数に満たない株数を保有している場合、どうやって売ればいいのでしょうか?そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ記事をご覧ください!

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

  • Comment Page Icon
前回の「ホント?持ち株数が71.2株になった?(1)」」に続き、タカラトミー株でちょっと悩んだSさん。単元株数に満たない株は、自分でネット証券を通して、好きなときに売ることができないのではないかと心配顔です。このような場合、一体どうしたらいのでしょうか。

まずは証券会社のコールセンターに電話してみよう!

画像の代替テキスト
何かわからないことがあれば、コールセンターに問い合わせてみよう。解決策が見つかる可能性が大!
証券会社にはそれぞれコールセンターがあります。基本的には通話料は無料なので、まずはここに電話をして、聞いてみましょう。もちろん、他のことでもわからないことがあった場合は、コールセンターに問い合わせてみると丁寧に教えてくれます。(ただし、株価が上がるかどうかなどは当然答えてくれません。)

早速Sさんは、利用しているマネックス証券のコールセンターに電話をしてみました。その結果わかったことは、おおまかに3つ。
■やはり単元株数に満たない場合は自分で好きなときに売れない。
■もし売るのであれば、コールセンターを通せば売ることができる。
■名義書換代理人に買取請求、または買増請求ができる

とりあえず売ることも買増しすることもできることがわかり、ホッとしたSさん。しかし、ここで新たな疑問が。

「名義書換代理人」って何?


名義書換代理人とは株主名簿の管理を代行してくれる信託銀行や証券代行の業者のことです。

株式を購入して株主になるためには、名義書換等の手続きが必要になります。そのため、株主になろうとする個人や企業などに代わって、株式の発行会社に対してこれらの手続きを行ったりするのが名義書換代理人なのです。また、発行会社に代わって、配当金の支払・株主総会の招集通知の発送などを、株主に対しておこなうのも名義書換代理人の仕事です。

ちなみに、平成18年5月1日に施行された新会社法により、名義書換代理人は、新しく「株主名簿管理人」となり、名義書換業務だけでなく、株主名簿の作成やその他の株主名簿に関する事務をおこなうこととされました。

名義書換代理人に買取請求をするときには、証券会社を通して行うことができます。手数料などは各証券会社によって異なるので、このようなときには確認しておきましょう。

注)Sさんはマネックス証券を利用していますが、松井証券イートレード証券を利用している方であれば、単元未満株をネット上で売ることが可能です。

さて次のページでは、もしみなさんがコールセンターで株を売る場合、どんなことに注意すればいいのかを紹介します!
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます