2/2 株の心得！「100％はありえない」 [株・株式投資] All About

損切りは再スタートの第一歩

損切りはイヤもの。しかし時には必要なことなので、潔くすることが大切。

ガイド：いくら田丸さんでも損切りをすることってあると思うのですが、損切りをした後にすることって何かありますか？というのも、私の場合は、損切りをしたその日は、もう取引をしないんです。それから気分転換に散歩をしたり、コーヒーを飲んだり。つまり損切りした事実から自分を一時的に離してしまうんですね。そうすることで、「この損を取り返してやる！」という無茶な考えを起こさないようにしているんです。

田丸：損切りのあとですか・・・。特別なことは何もしないですね。損切りはむしろ良かったと・・・。時には必要なことだと思っていますので。

ガイド：そうですよね。確かに必要なことなんですよね。でもそこがなかなか難しいところだと思うんです。

田丸：損を確定することは誰もがイヤなことかもしれません。でも、再出発の一歩ですよね。損切りをしなかっら次の絶好のチャンス銘柄に乗れなかったり、もしかしたら株価が何分の1に、それこそライブドアのようになってしまい、かなりのダメージを受ける可能性もあるのではないでしょうか。

ガイド：確かに。特に人気株に手を出した場合、損切りが遅れれば遅れるほど、ダメージは大きくなる可能性は高くなりますよね。

田丸：なので、「ここで損切りができてよかったね」とほめるくらいが調度いいかもしれません。

ガイド：う～ん。自分をほめるですか。

株価が急騰したときに買ってはいけない？

田丸：もちろん一番の理想は損切りをしないことですよね。そのためには、株価が上がったときは、いつ利食うのかをしっかり考えておくとよいでね。損切りをするパターンの多くは、高値で買ってしまって株価が下がり、損切りをするという場合です。人の心理として、大きく上がったらどうしても買いたくなるんですね。でもそこは気持ちを抑えて。株価が下がったとき、つまり株は「安く買って」「高く売る」ということが事が基本ということです。

ガイド：そのタイミングの探すためのツールの1つが、チャートということですね？

田丸：そうですね。テクニカルチャートで買い場を探るのがいい方法だと思います。チャートは私たちにたくさんのことを教えてくれています。だからその情報を無視してしまうのって、すごくもったいないような気がするんですよね。

ガイド：そんな気持ちから、田丸さんは「スーパー・相場の女神」を開発されたんですね。このソフトを使ってかなり勝率が上がったという投資家の方もいらっしゃると聞きました。それで、その方たちの人生がいい方向に向かえば、開発者の田丸さんも嬉しいですよね。

田丸：もちろんです。投資を通して人生を幸せにすることは充分可能です。その手助けができればと思っていますよ。

ガイド：ちなみに、毎日出来高が多い新日鉄ですが、この銘柄はいつごろ買い転換が出たのでしょう？

田丸：相場の女神を見てみましょうか。