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トレードに必要なことは手法よりも○○?(2ページ目)

トレードに必要なことは、一体何なのか?そういった疑問を抱きつつトレードをしている投資家はけっこう多いのかもしれません。そこで今回は、ある現役トレーダーの生の声をお伝えいたします。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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トレードノートで習慣付けをする

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日々のトレード結果をまとめる「Trading Record」。こういったものを作って、トレード日誌を書いてみよう!
しかしながら、いきなり、自己コントロールと言われても、明日から完璧にできるものではありません。そこで小泉さんが勧めているのが、トレードノートをつけること。しかも、小泉さんは独自のノートを作られ、ご自身でもノートに記入しているそうです。

ポイントになる部分は、利益確定目標と損切り目処、実際にどのような形でトレードを終えたのか、そして最も重要なのは、シナリオ通りにできたのかです。少なくともこの4点を抑えたノートを作り、トレードのたびに書き込んでいくと、それはまさしくオリジナルのトレードノートになります。そして、そのノートを見返すことで、自分の成長を確認するだけではなく、シナリオ通りにできた!という自信も身につくのです。

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株の売買を記し、シナリオ通りになったら、右上にある「ドッグイヤー」を切り取る。この部分がすべてなくなっているノートが出来上がれば、それは自己コントロールができたということ。



もちろん、シナリオ通りにできたら自分をほめることを忘れてはいけません。株式投資の価値観は、勝つことだけではなく、損切りがしっかりできたということにもあるのです。それに、「自分を知る」という意味でもトレードノートは有効です。

過去の成功者の失敗の多くは、ルールを守れなかったことから起きています。つまり実力以上のことをやってしまったわけです。投資で勝っていると、どうしても自分を見失ってしまうもの。「自分は天才だ」という心理的な変化があって、自分の器以上の資金を使ってしまったり。そうなると正しく相場を見ることができなくなり、結局シナリオも守れなくなり、手法ばかりに走ってしまって、いざというときに対応ができなくなってしまうのです。

だから、自己コントロールをするための努力は必要です。「相場にも、努力しない人間は脱落するという原理が働いている」と小泉さんは言っていました。まさしくそうだと思います。ビジネスの世界では当たり前の原理が、相場で働かないはずがありません。努力した者が勝者になる可能性が高いのは、どんな世界で共通している原理なのです。

働くのは一体誰?

小泉さんはセミナー講師もされていることもあって、投資教育にもとても興味をもたれています。なので、お金や投資の勉強から話がふくらみ、とても価値のある話しをしてくださいました。

子供がいる家庭では、子供の教育費が子供の成長とともに家計の負担になってきています。だからといって子供を塾やなんらかのスクールに行かせないという選択肢は全くなく、ではどうするのかというと、一般的には母親が仕事をするようになります。もちろん父親も働いています。これが何を意味するのかというと、子供のために子供を犠牲にするという、本末転倒なことが起きているのです。

母親が仕事をしていると、どうしても子供の帰宅時間に家にいないとか、食事の用意ができなくなる、休日でも子供と一緒に過ごせないといった、時間への犠牲が生まれます。もちろん、子供の勉強のためのお金と稼ぐのは必要なことですが、それ以上に子供への負担、犠牲は大きい。では、どうすればいいのか?

お金に働いてもらえばいいのです。つまり、運用です。そうすれば、母親は子供が帰ってくる時間に家にいることができますし、愛情がこもった食事も作れ、休日は家族で過ごせるわけです。しかし、その運用について学ぶということが、未だに浸透していない。ここが一番の問題だと、小泉さんは言い、だからこそご自身が投資を教えるという立場にいるのだと思います。

投資を学ぶということは、儲かる金額が増えるだけではありません。自分の時間、しいては家族の時間、恋人と過ごす時間さえも作れるのです。むしろ、時間を作れるということに大きな意味があるのではないかと、小泉さんの話を聞いて感じました。

今回の記事で紹介しました内容は小泉さんの著書『「株」勉強法』にあります。他にも、具体的な話がたくさんあり、手法についても書かれていますので、興味がある方は手にとってみてもいいかもしれません。

さて、次回は小泉さんのお話を元に、今度は証券会社の選び方を紹介したいと思います。200万円を3000万に増やしたトレーダー、小泉俊昭さんは、一体どんな基準で証券会社を選んでいるのか。そこをお伝えしていきます。

なお、スクールに興味がある方は、日本ファイナンシャルアカデミーにお問い合わせください。

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