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トレードに必要なことは手法よりも○○?

トレードに必要なことは、一体何なのか?そういった疑問を抱きつつトレードをしている投資家はけっこう多いのかもしれません。そこで今回は、ある現役トレーダーの生の声をお伝えいたします。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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投資の手法メインの本が多い中、あえて「勉強法」をテーマにした本があります。それが、日本ファイナンシャルアカデミー取締役副社長であり、自らもセミナー講師として多くの生徒さんに教えている小泉俊昭さんが書かれた『「株」勉強法』。

タイトルに「勉強法」とあるだけに、やはり手法ではなく、心構えやそもそも投資を始める前に必要なことなどが盛り込まれた内容になっています。今回、著者である小泉さんに会うことができたので、本の内容やおまけ的な内容も含めて紹介していきます。

シナリオ実現率

画像の代替テキスト
小泉さんが書かれた『「株」勉強法』。手法ではなく、まさしく勉強を視点にした教科書的な本だ。
『「株」勉強法』の中で多くのページをさいているのは、トレンドについての話でした。なので、てっきりこの部分がもっとも小泉さんが言いたかったことなのかと思ってしまったのですが、実はそうではないそうです。

小泉さんが、最も伝えたいこと、それは「ルールを守れたかどうか」が重要であって、手法はその次だ」ということ。

本の中で「シナリオ実現率」という、あまり耳にしない言葉が出てきます。これは小泉さんが、ご自身のトレード経験やスクールを通して編み出したもので、自分が立てたシナリオ通りのトレードができたかどうかを、数字を通してみるもの。

計算は簡単で、トレード5回のうち、何回シナリオ通りにできたかで計算します。たとえば5回中3回シナリオ通りにできれば3÷5×100=60で、60%という数字がでてきます。このパーセンテージが100になるのが最も理想的なので、それに近づくように自分自身で意識するための、1つの方法としても使えるのです。

なぜ「シナリオ通り」が必要なのか?

投資をする以上、お金を増やすことが前提です。そのため、目先の利益や損失ばかりに目がいってしまうのですが、最も重要なのは、先ほども書きましたように、「ルールを守れたかどうか」だと小泉さんは言います。

投資を考えると、どうしても手法を重要視してしまうのですが、この場合、過去のデータと全く違ったことが起きてしまうと、たちまち対応ができなくなるのです。たとえば、ちょっと前のサブプライム問題のとき、業績優良で割安な株が売られ、逆に割高な株が買われるという、これまでとは180度違った動きが相場を混乱させました。つまり、過去のデータを使った理論的な考えを持っていても全く通じない状況になってしまったのです。

このような状況下では、いくら手法を学び、それを忠実に守ったとしても、勝てない確率が高いです。相場は意外なことの連続で、そのたびに対応ができなくなってしまったら、トレードで勝つことは難しくなってしまいます。では何が必要なのか?

やはり「自己管理」だと小泉さんは言います。自分が立てたシナリオ通りにトレードをするという、自己コントロールがこうった相場では力を発揮するのです。そして、シナリオ取りに出来たら「自分をほめる」。たとえ結果的に損切りをすることになっても、自分が立てたシナリオ通りにできたのであれば、それは価値のあることであり、評価すべきこと。

例えば、10月1日に買った場合、その後はいろいろなニュースが流れるはずです。もしかしたら、株価の大暴落があるかもしれません。しかし、だからといって自分が立てたシナリオを変えてはいけないのです。特に損切りの場合、どうしても「あと少しで反発するだろう」と思って、損切りのタイミングが来たにもかかわらず損切りをしない。でもこれは絶対してはいけないと小泉さんは強調しています。

なぜなというと、10月1日の時点での情報がすべてで、それをもとにしたシナリオなのだから、その後の相場変動で変えるというのは、自己コントロールができていない証拠だからです。

自己コントロール能力は、トレードの根底にあるものなので、それがしっかり身に付いていないのであれば、それはやわらいかい泥の上に家を建てるようなもの。すぐにぐらつき最終的には倒れてしまう。だから、小泉さんは、「自己コントロール」を強調しているのです。

では、自己コントロール能力はどうやって身に付けるのでしょうか。!次のページへ>>>
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